温経湯 効果 副作用




冷えは女性の天敵ですよね。


体が冷えると生理痛が辛くなったり、浮腫んだり、何もする気が起きなくなったり…。


それだけでなく、冷えはホルモンバランスにまで影響してしまうことをご存知でしたか?


冷え性で悩む女性は年齢関係なく多いものですが、そんな女性ならではの冷えの悩みを解消してくれる薬があるんです!!



それが温経湯です。



いったいどんな薬なのか、効果や効能、副作用などをまとめました。
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どんな薬?

温経湯はウンケイトウと読み、血行を良くして体を温めてくれる漢方薬です。


ロート製薬や一元製薬、クラシエなど様々な製薬会社から販売していて、薬局などでも購入することのできる薬です。


温経湯は以下の12種類の生薬で構成されています。

・呉茱萸(ゴシュユ)

・桂皮(ケイヒ)

・当帰(トウキ)

・芍薬(シャクヤク)

・牡丹皮(ボタンピ)

・阿膠(アキョウ)

・麦門冬(バクモンドウ)

・人参(ニンジン)

・半夏(ハンゲ)

・生姜(ショウキョウ)

・甘草(カンゾウ)

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主な効果・効能は?

温経湯は血液の循環を良くして体のほてりをとってくれる一方で、全身を温めてくれる作用があります。


また、体が温まることでホルモンのバランスを整えてくれます。


以上のことから、温経湯には

・生理痛

・生理不順

・不正出血

・足腰の冷え

・手足のほてり

・口や皮膚の乾燥

・更年期障害

・しもやけ


などに効果があります。


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副作用がある?

温経湯は漢方とは言え、第2類医薬品に分類されるので、副作用があります。


重い副作用が起こることはあまりありませんが、カンゾウを大量に服用することで偽アルドステロン症を引き起こす可能性があります。


偽アルドステロン症は、血圧の上昇やむくみ、だるい、手足のしびれなどの症状が出るため、服用中にこのような症状が出た場合にはすぐに服用を中止して、様子を見るか病院を受診するようにしましょう。


その他軽い副作用では、胃の不快感や食欲不振、下痢、吐き気などの症状が出たり、皮膚に発疹や発赤、かゆみが出る場合があります。


これら症状は慣れてくれば出なくなりますが、症状がいつまでも改善されない、つらいと言った場合には医師に相談するようにしましょう。

妊娠中も使える?

温経湯は妊娠中に服用することは好ましくありません。


なぜなら、温経湯に含まれるボタンピとゴシュユが妊娠中に服用してはいけないとい言われているからです。



ボタンピは下腹部の血流を良くする働きがあり、ゴシュユは子宮収縮作用がります。


不妊にも効果があると言われているので、ついつい妊娠発覚後も服用を続けてしまう人が多いようですが、妊娠していることが分かったらすぐに服用を中止することをおすすめします。

飲むと太るってホント?

飲み始めてから、なんだか太った気がする…と思う人もいるようです。


温経湯は漢方なので、温経湯のせいで太るということはありませんが、温経湯に含まれるカンゾウを大量に摂取してしまうことで重い副作用である偽アルドステロン症を引き起こしてしまう場合があります。


偽アルドステロン症はむくみや体重の増加と言った症状がみられるため、温経湯を飲み始めて太ったという人は、副作用の可能性があるので服用を中止するようにしましょう。


解決策としては、カンゾウを含む漢方との飲み合わせをしないことです。
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不妊にも効果がある?

上記にもちらっと書きましたが、温経湯は不妊に効果があります。


不妊治療の際に、病院から処方されることもしばしばです。


では、なぜ温経湯が不妊に効果的と言われているのでしょうか。



温経湯は排卵誘発剤の代わりになると言われています。


それは温経湯の効能である、血行を良くして体を温めるという作用に理由がありました!


温経湯を飲むことで血液の不足が解消され、血行が良くなります。


血行が良くなると子宮の働きも良くなり、全身が温まることでホルモンバランスが整い排卵もスムーズになると言われています。


以上のことから、温経湯は排卵誘発剤の代わりになり、不妊に効果的だと言われています。

飲む際に気をつけることは?

温経湯に限らず、漢方は空腹時の方が良く吸収されるため、食前30分前や食事と食事の間の空腹時に服用することを勧めていますが、胃腸が弱い人は空腹時に服用すると荒れてしまうので注意しましょう。


無理に空腹時に飲まなくても、食後でも十分に効果はあります。


服用するときには水かお湯か悩んでしまいますが、顆粒の場合はお湯に溶かしてからお茶の代わりとして飲むと良いでしょう。


偽アルドステロン症の副作用を引き起こす可能性があるので、他の漢方や薬との飲み合わせには注意し、持病のある人は服用前に医師に相談するようにしましょう。

まとめ

冷えを改善してくれる、女性の強い味方、それが温経湯です。


生薬の力で血行を良くしてくれ、生理痛や更年期障害、不妊にまで効果があるなんて嬉しいですよね。


ただし、温経湯は12種類の生薬を配合して売られているので、中には配合された生薬のうち、体に合わないものが含まれているかもしれません。


そんな時には無理に服用を続けず、医師や薬剤師に相談してください。


漢方薬局では、体に合わない生薬を除いたものを売ってくれるところもあるようなので、気になる人は相談してみると良いかもしれませんね。


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