一昔前は、どこの学校にも顔が真っ赤になるほどニキビだらけの学生が多く、年齢と共に治ったとしてもニキビの跡が残ってしまい、月のクレーターを思わせる肌質で悩む人もいるようです。
しかし最近では、このニキビ顔がほとんど見られなくなりどの学生達も皆、肌がツルツルスベスベできれいな人が多い事に驚いてしまいます。
現代では医薬品もどんどん開発され、以前ならニキビ治療薬にはステロイド軟膏が使われていたものですが、最近ではそんなステロイドを使わずにニキビによく効く薬も開発されているようです。
一昔前に言われた「ニキビは青春のシンボル」と言う言葉は、もはや死語にもなってしまいそうですね
今回は、ステロイドを使わずにニキビ治療ができる新薬でエピデュオゲルの塗り薬について解説したいと思います。
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エピデュオゲルはどんな薬?
エピデュオゲルは、アダバレンと過酸化ベイゾイル(BPO)の2種類の有効成分を組み合わせて作られたニキビの治療薬であり、2016年11月から保険適応の新薬として販売開始され、医師の処方箋がないと手に入れる事は出来ない薬となっています。
また、抗菌性(抗生物質)を含まない事から耐性菌が生まれない為、薬が効かなくなるなどの心配がなく安定性があるとされています。
ニキビの治療薬にはステロイド軟膏が処方されるのが一般的でしたが、2008年に発売されたアダバレンを配合したディフェリンゲルの開発でステロイドからディフェリンゲルに移行したと言われています。
エピデュオゲルはそのディフェリンゲルとベビオゲルを同じ濃度で組み合わせたニキビ治療薬である事からもステロイドではない事が言えます。
エピデュオゲルの効能はあかみにどのように働く?
エピデュオゲルは、アダバレンと過酸化ベンゾイル(BPO)の2種類の有効成分を組み合わせた薬であり、アダバレンはディフェリンゲルの主成分、過酸化ベンゾイルはペピオゲルの主成分であり、この2つの成分を併せ持つのが、エピディオゲルになります。
それぞれの成分によってニキビへの働きも違いますが、言える事はどちらもピーリング作用を持つ事です。
少しまとめると以下のようになります。
・アダバレン(ディフェリンゲルの主成分)・・・ピーリング作用、皮脂分泌抑制作用
・過酸化ベンゾイル(ペピオゲルの主成分)・・・ピーリング作用、殺菌作用
これらの作用から考えても分かるように、どちらの成分にも角質をはがすピーリングの作用がある為、肌への負担は大きく、更に殺菌作用のダブルでヒリヒリ感が生じ、あかみの原因にもなると思われます。
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エピデュオゲルの効能は乾燥にどのように働く?
アダバレンの作用にはピーリングと皮脂分泌抑制作用の乾燥の効果が期待でき、皮脂分泌が抑えられることで毛穴のつまりが起きにくくなるため、ニキビも出来にくくなると考えられます。
このように2つの作用によってニキビへの高い効果が期待できるようです。
エピデュオゲルに副作用はある?
2種類の有効成分により高い確率で副作用は起きるとされていますが、塗って2週間くらいはあかみや乾燥、ヒリヒリ感などの刺激感は逆に効果が現れていることでありニキビが亡くなる事と比例してこれらの症状は消える為、特に心配はないようです。
しかし、塗ってすぐにこの症状が現れた場合であれば副作用である為、使用を中止して医師に相談する必要があります。
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エピデュオゲルを塗る際に気をつけることは?
刺激性が強い為、1日1回塗る事で十分です。
何度も塗ってしまうと副作用が現れやすくなるため注意が必要であり、医師から処方されるときはヒルドイドローションなどの保湿剤も処方される為、しっかり保湿することが大切です。
また、紫外線を避ける為、夜に使用することが基本であり、治療中は日焼けをしない事が大切です。更に、傷口や粘膜、目元、口元への使用は避け、妊娠中も使用は避けましょう。
有効成分のアダバレンによる胎児への影響が指摘されている為、授乳中も使用は避ける事が大切です!
また、塗ってすぐ副作用が現れた場合は、医師に相談しましょう。
まとめ
ニキビ治療薬にはステロイドが使われることが一般的とされてきたものが最近ではステロイドを使わない治療薬も開発され確実に効果が認められるようになった事は画期的な事だと言えますね。
しかし、どんな薬にも副作用は考えられるため塗り薬と安易に考えず、症状が悪化した場合は使用を中止して医師に相談する事が必要です。
以上、エピデュオゲルのあかみや乾燥への効果と副作用についての解説でした。
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