生理や更年期、妊娠・出産など、女性はホルモンのバランスが崩れると様々な症状が現れて辛いですよね。
上記以外にも冷え性やむくみなど、年齢に関係なく女性特有の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
そんな時、少しでも辛い症状を抑える方法が嬉しいですよね。
今回は、そんな女性特有の辛い症状を改善してくれる、実母散について解説したいと思います。
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実母散はどんな薬?
実母散とは、江戸時代から伝わる漢方で女性特有の辛い症状を改善してくれる婦人薬です。
実母散は江戸時代中期、江戸中橋の喜谷藤兵衛の養嗣(ようし)である喜谷市郎右衛門養益が長崎からやって来た医師を世話したお礼として、とある妙薬の作り方を教わったものが始まりと言われています。
この妙薬は、難産の妊婦を救ったことから『実母散』と命名され、人々に広く知られることとなりました。
現在では本家の喜谷こと株式会社キタニの他、日野工業など様々なメーカーから販売されています。
今回は元祖である株式会社キタニから販売されている実母散(實母散)の効果・効能や副作用について解説します。
実母散の成分は?
実母散は、精選された生薬をバランスよく配合して作られています。
精選された生薬は以下の通り。
・トウキ
・センキュウ
・センコツ
・ケイヒ
・ビンロウジ
・ビャクジュツ
・オウゴン
・チョウジ
・オウレン
・カンゾウ
どれも更年期障害や生理痛、冷え性などに効果的な生薬ばかりです。
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実母散はどんな症状に効果的?
実母散の成分であるトウキ、センキュウは婦人薬の中心処方として知られています。
また、センコツは瘀血(血行障害)に効果的です。
以上のことから実母散は、
・更年期障害
・冷え性
・月経不順
・腰痛
・頭痛
・のぼせ
・肩こり
・めまい
・動悸
・息切れ
・手足のしびれ
・血色不良
・便秘
・むくみ
・血の道症(ホルモンの変動に伴い現れる精神不安など)
産後はホルモンのバランスが崩れ体調を崩す女性も多いので、そう言った人に実母散はおすすめです。
ホルモンバランスを整えるポーズを動画で紹介↓
実母散は副作用がある?
実母散は漢方といえ、薬なので副作用はあります。
以下のような症状が現れた場合には、すぐに服用を中止して医師や薬剤師に相談してください。
皮膚にみられる症状
発疹、発赤、かゆみ
消化器官にみられる症状
悪心(吐き気)、食欲不振
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実母散は妊娠中にも使える?
実母散の注意書きには妊娠中の服用を禁止するような記述はありませんが、妊娠中というのはとてもデリケートな時期で、薬による赤ちゃんへの影響を心配する人も多いです。
副作用のこと、赤ちゃんへの影響のことを考えて、自己判断による服用は避けるようにした方が良さそうです。
しかし、妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するので、上記に挙げた症状に悩まされるという女性が多いのも現実です。
また、実母散は江戸時代、難産の妊婦に服用させて妊婦を救ったという話もあるため、どうしても症状が辛く実母散にたよりたい…と言う時には、服用しても大丈夫かどうか、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
妊娠中は担当医から処方された薬のみを服用することが望ましいです。
自己判断での服用は絶対にNGです!
実母散を飲む際に気をつけることは?
実母散は、なるべくなら食前に服用するようにしましょう。
実母散だけでなく、漢方は空腹時の方がより薬の成分を吸収しやすくなっていることから、効果を期待するなら食前に飲むことをおすすめします。
その他、アレルギー体質の人は服用前に医師に相談するようにしましょう。
また、しばらく服用しても効果が見られない場合には、すぐに服用を中止し医師や薬剤師に相談してください。
実母散は1日1包を、3~4回に分けて以下のようにして飲みます。
1回目:180mlの熱湯に浸して適当な濃さにして朝食前に飲む
2回目:1回目に使用したものを使って180mlの熱湯に浸して昼食前に飲む
3回目:2回目に使用したものを270mlの水を加えて半量になるまで煎じつめて夕食前と就寝前に分けて飲む
まとめ
更年期障害や産後のホルモンバランスの崩れによる症状は女性ならではの悩みですよね。
そんな悩みが漢方で改善されるなら嬉しいものです。
実母散は江戸時代の中期から女性たちに愛されているということで、安心して封用出来る漢方なのも嬉しいです。
1日1包を3~4回に分けて、食前のお茶のような感覚で飲めるので、薬を飲んでいるという感覚も少ないです。
毎日飲むことでじわじわと効果を実感できる漢方、ぜひ試してみてください。
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