日本人の3人に1人が痔とも言われていますが、それでも痔は他人にカミングアウトしずらい恥ずかしい病気ですよね。
出来ることなら誰にも知られずに治したい。
病院には行きたくない。
そんな思いを抱えて日々痔の痛みと戦っている人も多いのでは?
そこで今回は痔に効果的な漢方、紫雲膏について解説したいと思います!!
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痔が辛い!
痔の辛さはなった人にしか分からない!
ということで、痔がどれくらい辛いものなのか、実際に痔になったことのある人の声をまとめてみました。
・トイレが拷問
痔は肛門の病気ですから、やはりトイレでの排便はかなりの辛さを伴うようです。
普段の排便でも辛いのに、便秘と重なってしまうとダブルパンチを食らってしまうことも…。
また、出血を伴っている場合には排便の度に便器が真っ赤に染まってしまう事態に。
自身の血液で真っ赤に染まるトイレ…視覚的にもショッキングですよね。
・椅子に座ることへの恐怖
これは痔になったばかりの頃によくあることだそうです。
椅子に座るたびに激痛が走るので、立っている方がラクとまで思うこともあるんだとか。
しかしそれもドーナツ型クッションに出会うまでのこと。
痔になって初めてドーナツ型クッションの偉大さ、ありがたさを知る人が多いようです。
・アルコールや辛い物がNG
一見あまり痔とは関係ないように思われがちですが、アルコールや辛い物を摂取した後の排便は、痔に悩む人たちには強烈な痛みを伴うそうです。
傷口がアルコールなどで刺激されてしまうんでしょうね。
お酒や辛い物が好きな人には辛いことかもしれません。
・病院での検査に恐怖・抵抗あり
そんなに痛いならさっさと病院に行けばいいのに…と痔になったことのない人は言うと思いますが、痔は肛門の病気です。
病院でどんな検査を受けるのか想像してみましょう。
結構な恐怖じゃないですか??
ただでさえ痔で肛門が痛むのに、病院でさらにいじられるなんて…想像しただけでも怖いですよね。
以上が実際に痔を体験した人が感じる辛さだそうです。
肛門は普段自分で見ることのない部分なだけで、恐怖や抵抗感などが他の病気よりも大きいんでしょうね。
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痔にはどんな種類がある?
ひと口に痔と言っても、その種類にはいろいろあります。
痔の種類は大きく分けて3つ!
・いぼ痔
これはよく聞く名前ですよね。
いぼ痔にはさらに2つに種類が分かれていて、肛門の内部に出来るものを内痔核、肛門の外部に出来るものを外痔核と言います。
内痔核は、出血はありますが痛みはほとんどありません。
それは直腸粘膜の組織に痛みを感じる知覚神経がないからなんだそうです。
逆に、外痔核は出血は少ないですが痛みがあります。
いぼ痔と言っても、出来た場所によって痛みや出血は異なるようです。
・切れ痔
これもよく耳にすると思います。
切れ痔とは肛門の皮膚が切れたり裂けたりすることを言います。
出血と痛みを伴い、酷い時には排便した後もしばらくジクジクと患部が痛むこともあります。
硬い排便で切れることが多く、便秘がちな女性に多く見られる症状です。
・痔ろう
歯状線という、肛門と直腸の間にある仕切りに大腸菌などの細菌が感染して炎症を起こし、化膿して膿が出る症状をいいます。
膿が出る症状を繰り返していると、この膿がトンネルを作って貫通してしまいます。
痛みはありますが出血はほとんどありません。
出血がない代わりに、排便時に一緒に膿が出ることがあるそうです。
紫雲膏はどんな薬?
痔の種類が分かったところで、次に紫雲膏とはどんな薬なのか解説していきたいと思います。
紫雲膏とは江戸時代末期に、名医である華岡青洲が処方した漢方の軟膏です。
主な成分は
・紫根(シコン)
・当帰(トウキ)
・胡麻油
・蜜蝋
・豚脂
油脂性の軟膏で、赤紫色をしているのが特徴です。
まぁ、豚脂が含まれていることから特異な臭いがします。
紫雲膏は第二類医薬品に分類され、各製薬会社から販売されています。
紫雲膏は痔に効果的?
紫雲膏は痔に効果があるとされています。
それは主成分であるシコンに含まれるシコニンと言う成分には抗菌作用や抗炎症作用、抗腫瘍作用が含まれているほか、トウキには血行促進作用が、胡麻油や蜜蝋、豚脂には保湿作用があることから、創傷治癒促進作用があることが分かっているからです。
このシコンは、痔の薬で有名なボラギノールにもシコンエキスとして配合されています。
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紫雲膏を痔の部分に塗る際の注意点は?
紫雲膏は痔に効果的と書きましたが、化膿性の創傷には塗ることが出来ません。
つまり、膿がでて肛門周りがただれてしまう痔ろうには効果が期待できないということになります。
また、痔のセルフケアはあくまでも応急処置なので、時間を見つけて病院できちんと治療を受けることをおすすめします。
紫雲膏に副作用はある?
紫雲膏は漢方なので副作用が少ないとされています。
しかし使用している時に皮膚に発疹や発赤、かゆみの症状が出た場合には副作用の可能性があるのですぐに使用を中止しましょう。
紫雲膏はステロイドが入っていないため、痔になりやすい妊婦さんも安心して使用することが出来ます。
まとめ
少しくせのある臭いとどぎつい赤紫色が特徴の塗り薬ですが、漢方と言うこともあり副作用も少なく、安心して使用できる薬だと思います。
非ステロイドなので、妊娠中、特に胎児への影響を気にする妊娠初期でも安心して使用できるのがうれしいですね。
ひと口に痔と言っても、出来る部位によって症状が違ってくるので、自己判断瘀治療ではなく、早急に病院で診察してもらうのがベストです。
恥ずかしい部位ではありますが、我慢は禁物ですよ。
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