「血の道症」という言葉をお聞きになった事はありますでしょうか?
血の道症とは、産前産後や女性特有の疾患の影響により、比較的若い女性にも更年期障害によく似た症状があらわれる事です。
本来更年期とは、閉経前後の更年期と呼ばれる時期をさすので、その時期よりも前の若い世代に起きる障害であるため、血の道症といわれているのです。
更年期障害も血の道症も、女性ホルモンの減少が原因と言われており、いらだちや不安等のように精神が不安定になってしまったり、肩こりや頭痛といった身体的症状も出てきたりします。
これらの症状は、西洋医学ではホルモン治療が行われるのでしょうが、東洋医学では漢方薬がよく用いられます。
病院へ行くほどの症状ではないなと感じられているようでしたら、とりあえず「中将湯」を試してみてはいかがでしょうか?
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成分
冷え症や皮膚疾患に効果があるシャクヤクや、血液循環を高めるトウキ・センキュウ、胃の調子を改善してくれるケイヒ、水分代謝を盛んにする効果のあるソウジュツ、などの16種類もの生薬から作られています。
どんな症状に効果的?
中将湯は以下の症状に効果があります。
産前産後の障害(貧血やむくみなど)
血の道症
月経や更年期障害に伴う頭痛やめまい
動機、息切れ、冷え症
などの改善に効果があります。
ホルモンの変動によって現れる、精神不安や精神神経症状の改善にも効果があります。
副作用はあるのか?
生薬が成分であっても、全ての人に合うとは限りません。
皮膚にかゆみや発疹が出たり、吐き気や食欲不振などの症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止してください。
どのお薬などでも言える事ですが、医師の治療を受けている方や薬剤でアレルギーを起こした事のある方は、まずは医療機関に相談されてから服用されるのがいいですね。
副作用と思われる症状が出た時や、しばらく服用しても症状の改善が見られない時は、医療機関を受診される事をおすすめします。
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妊娠中・授乳中の服用は?
妊娠中や授乳中は、胎児や子どもに影響してしまわないかと不安になりますね。
生薬が主成分の漢方なら大丈夫だと思いますが、漢方の種類によっては母乳に出る事も考えられますし、人によって違うかもしれません。
どんなお薬であっても、念のために服用前にかかりつけの医師に相談をしてみるのがよいですね。
服用するときに気をつける事
15歳未満は服用しないでください。
朝夕食前と就寝前の3回服用するようにするのですが、ティーパックになっているものは、1袋で3回分です。
1回目と2回目は、1袋をカップに入れて、そこに約180mIの熱湯を注ぎ、よく振り出して飲みます。
3回目は、朝夕に使用した同じ袋に水270mIを入れて約180mIになるまで煮詰めて就寝前に服用します。
品質が変わらないようにするためにも、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管し、容器も移し換える事のないようにしましょう。
また期限の過ぎたものは服用しないように管理には注意してください。
まとめ
女性は、ホルモンバランスが乱れてしまうと、身体や精神面にも大きな影響がでてしまいます。
人によっては、寝込んでしまう事や、ふさぎこんでしまう事もあるかもしれません。
更年期もずっと続くというわけではありませんが、症状の出る間もできるだけ負担のないように過ごしたいですね。
辛さを我慢して憂鬱に過ごす事よりも、生薬が主成分の漢方なら比較的安心なので、頼ってみるのも良いと思います。
年齢に関係なく、不規則な生活やストレスなどはホルモンパランスの乱れる原因にもなります。
辛い時はぜひとも試してみてくださいね。
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