あなたは、風邪の引き始めは、鼻水からですか?喉の痛みからですか?頭痛からですか?風邪の引き始めは、そのときの状況や流行っている流行によって変わります。
しかし、本格的な熱や悪寒などの伴う風邪、ウィルス性の風邪を避けるために早めの対応が必要です。
風邪は万病の元
そう、風邪を軽く考えていたらいけません。長引いたり、入院や肺、気管支炎になります。
そんな風邪の初期症状におすすめの漢方が「銀翹散」です。
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主な効果・効能は?
漢方において、空気中などの「邪(じゃ)」が口や鼻から入り、体内、肺などを傷つけると考えられています。
暖かい空気が上に昇るのと一緒で、体内に入った「邪じゃ」も体の上部に留まり、鼻が乾燥したり喉が炎症を起こしたり、頭が痛くなったりといった症状を起こします。
そんな風邪に「薄荷(はっか)」が頭痛や中枢神経の緩和、「牛蒡子(ごぼうし)」が咳、喉の痛みなどの炎症を鎮め、抗菌作用の「金銀花(きんぎんか)」、解熱作用の「淡竹葉(たんちくよう)」などの成分が入って、風邪の引き始めの諸症状に効果があります。
つまり、銀翹散は頭の痛みや喉の痛みや解熱作用、ウィルス性の症状に効果があります。更に漢方は、風邪の初期症状に服用することで、風邪の悪化を防ぎます。
いつもとおかしいな?と風邪の症状を感じたら、銀翹散をおすすめします。
頭の痛みに悩まされている方はこちらの記事もおすすめです
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妊娠中、授乳中にも服用できる?
では、妊娠中の方、授乳中の方に銀翹散は服用いただけるのでしょうか?
残念ながら、100%大丈夫とはいえません。
「使用上の注意」をお読みいただければわかりますが、「妊娠、もしくは妊娠の可能性がある方、授乳中の方は医師へのご相談が必要です」と記載されています。医師が許可すれば飲めます。
妊娠中は体内のお子さんに、授乳中は乳児にダイレクトに栄養がいきます。どうしても、慎重になります。
お薬を飲む際は、医師へのご相談をおすすめします。もし、許可が出たら安心してお飲みいただけます。安心した分、しっかり銀翹散が効果を発揮してくれます。
どうしよう?飲んでよかったかな?と悩みながら服用すると効果あるものもうまく効果を発揮できません。しっかり医師との連携の下、許可がでましたら服用しましょう。
これは、銀翹散だけでなく、すべてのお薬にいえることです。
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インフルエンザの症状にも効果が期待できる?
最近、医療現場において、漢方と西洋医学の融合がでてきています。
その中でも、私たちの身近で発生し、家族、職場を巻き込むインフルエンザにおいて漢方で予防したり、漢方で解熱などに利用することがあります。
銀翹散もインフルエンザにおいての治療薬として注目を集めてきました。
抗炎症作用、抗ウィルス作用、解熱作用がインフルエンザに効果があるのです。発熱後、2,3日後のひき始めに服用するのがコツというデータもあります。
ただ、漢方はウィルスに直接効果があるのではなく、自己免疫力の回復により、風邪やインフルエンザなどの症状から早く抜ける効果があります。しかし、即効性があるかというと、それはなんともいえません。
個人の体調によって、漢方は効果に差がありますのでご了承の上、服用しましょう。
副作用がある?
銀翹酸の副作用としては、服用後、発疹やかゆみ、吐き気や胃の不快感など起こったら、直ちに服用はやめて病院の受診をしましょう。
ほかに、偽アルドステロン症といって、手足のだるさ、しびれ、ツッパリ感やこわばり、筋肉痛など徐々に強くなるようなことが起こった場合も、服用を止めて専門医に診てもらいましょう。
お薬は、合う、合わないがある上に、その症状によっても体調が崩れて合わなくなる場合もありますので、体調をみながら服用しましょう。
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飲む際に気をつけることは?
銀翹散は、先に述べましたが、妊娠中や授乳中の方、さらに医師へ受診をされている方は医師へのご相談の上判断しましょう。
さらに、胃腸の弱い方、高齢者、お薬アレルギーの方、高血圧、心臓病の方、腎臓病の方も服用の際には医師へのご相談の上、判断しましょう。漢方は、食前、食間(食べてから2時間から3時間)が服用の目安です。どうしても食間を忘れがちになりますが、効果をあげるために大事です。
しっかり決められた時間に服用を心がけましょう。
まとめ
銀翹散は、風邪の初期症状に強い味方です。すぐに買ってきては・・・体調の悪いとき難しいです。いつ何があってもいいように、家に常備薬として置いておくことをおすすめします。
しんどいときにすぐ飲んで、あったまって寝ることで、早めの風邪の改善に効果があります。銀翹酸があるだけで安心ですね。
解熱作用、抗ウィルス作用がある風邪に強い味方の漢方です。
銀翹散の飲み方や飲み合わせについて詳しく知りたい方にはこちらの記事もおすすめです
→銀翹散の飲み方や飲み合せの注意点について解説
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