世の中には皮膚の万能薬とも言える塗り薬がある事をご存じですか?
普通、塗り薬の用途として多くは、体、手足、頭皮、そして顔と使い分けをするのが一般的でしたが、皮膚全体に良い働きを示し、また皮膚の治療薬でありながら「究極のアンチエイジングクリーム」と呼ばれるほど美容面でも素晴らしい効果を持つと言われ絶大な人気を集めている薬があるようです。
今回は、皮膚トラブルの治療薬でありながら美容面での保湿やケロイド治療にも用いられると言うヒルドイドクリームについて解説をいたします。
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どんな薬?
ヒルドイドクリームは、保湿、血行促進、傷痕を綺麗にすると言う3つの作用を持つ塗り薬です。
また確かな効果が認められており副作用もほとんどなく様々な皮膚トラブルに効果を発揮する為、塗り薬の中では人気も高く最も多く処方されている薬だと言う事です。
しかし、医師の処方箋がないと購入できない事もありその辺がデメリットになる部分ですが、保険適用扱いである為、こんな素晴らしい皮膚治療薬が1本200円位で購入できるのは嬉しい事ですよね。
顔に塗る際に期待できる効果は?
主成分は、「ヘパリン類似物質」となっており、要するにヘパリンと言う成分に類似すると言う事であります。
主成分ヘパリンには、医療に使われる血の固まりを溶かす作用があり血液をさらさらにして血行を良くする働きをすると言われています。血行が良くなると言う事は新陳代謝もアップする事へ繋がる為、顔に塗る事はアンチエイジング効果も期待できると言う事です。
また、保湿力も優れており水分を保つ働きが強い事から、巷ではヒルドイドクリームは3万円の高級乳液よりも効果があると言われるほど美容面でも期待が持てるようです!
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他にどんな症状に効果的?
様々な皮膚トラブルに対して広く用いられている塗り薬であり主な効果は以下のようなものがあります。
・皮脂欠乏症(91,2%)
・進行性指掌角皮症(71,6%)
・凍瘡(90,8%)
・肥厚性乾癬・ケロイド(75,5%)
・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(100%)
・血栓性静脈炎(78,0%)
・外傷後の腫脹、血腫、腱鞘炎、筋肉痛、関節炎(75,5%)
・筋性斜頸(88,3%)
これらがヒルドイドクリームの有効率になります。
副作用はある?
副作用はほとんどなく安全性も高いとされており赤ちゃんの乳児湿疹などにも処方されるほど基本的には安心して使う事が出来ます。
しかし、稀に副作用があった場合は、痒み、赤み、発疹などの副作用の出る確率は0,93%となりかなり低い事が分かりますが、薬である事に変わりはない為、油断は禁物です!
少しでも症状が現れたら医師に相談することが大切です。
因みに主な副作用は以下のようなものです。
・皮膚炎
・そう痒(かゆみ)
・発赤、潮紅
・発疹
などがあります。
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塗る際に気をつけることは?
そんな安全と言われるヒルドイドクリームも血栓を溶かす作用がある為、出血しやすいような先天性の出血性疾患を持っている方は使用しない事が重要です!
ヒルドイドクリームを使用することができない疾患は以下のような方です!
・出血性血液疾患の方(血友病、血小板減少症、紫斑病など)
・わずかな出血でも重大な結果を招くとされる患者
これらの疾患がある人は使用することができない為、注意が必要です。
また、ヒルドイドクリームは出血を促す可能性がある為、出血している創部や潰瘍、びらん面などへの使用は避ける事が大切です!
ヒルドイドクリーム使用の注意点について動画で解説してます↓
まとめ
安全性が高いとされているヒルドイドクリームも化粧品ではなくあくまでも薬である為、自己判断による乱用は思わぬ副作用を招く結果となります。
また、保湿以外にも血栓を溶かす作用もある事から、使用できない疾患もある為、持病がある場合は必ず医師に伝える事が重要であります。
以上、ヒルドイドクリームを顔に塗る場合の効果と副作用についての解説でした。
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