風邪の症状で特に困るのが咳症状ですよね。
自発的に止めようとしても止まらない為、ビジネスマンの会議や訪問先での咳き込みなどは困ります。
しかし、数日もすれば咳も治まり通常の生活に戻る事が出来ますが、風邪が治っても咳だけが続き、おまけにヒューヒューと音までしてきた場合は、風邪だけの症状ではないかもしれませんよ!
巷では、長引く咳には病気が隠れている場合が多いと言われている為、早めの対策が必要です。
今回は、そんな喉や呼吸がヒューヒュー鳴り咳が止まらない時の原因と対策について解説したいと思います。
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喉や呼吸がヒューヒューして咳が止まらない!
呼吸をする場合、人は口、又は鼻から空気を吸い込み気管や気管支を通って肺へと送り込まれます。
逆に息を吐く時は、肺から出された息が気管支や気管を通って口や鼻へと抜けて行くものですが、空気又は息が気道のどこかが炎症などで狭くなっている箇所を通る事でヒューヒューとかゼーゼーと言う喘鳴がするようです。
また、呼吸器の炎症が起きている為、咳も続くと言う事になりますが、なかなか止まらず、長く続いている場合の多くは、気管支喘息である可能性が高く、ヒューヒューと言う音の場合は気管支喘息の初期症状にみられる事が考えられます。
喉や呼吸がヒューヒューして咳が止まらないときの原因は?
呼吸がヒューヒューして咳が止まらない時の原因には様々な事が考えられますが、ほとんどは喉や気管支、又は肺、胸膜、呼吸の異常などが考えられます。
また、中には重篤な病気である場合も考えられるため早めの対策が必要になります。
主な原因としては以下のようなものになります。
・気管支喘息
アレルギー物質や何かが刺激となり発症する場合や、風邪やインフルエンザなどによって呼吸器が感染症を起こした場合も気道が敏感になり咳症状が現れます。
初期症状の時はヒューヒューと言う音ですが、炎症が酷くなり痰が多くなるとゼーゼーと言う音がするように喘鳴音がある事が特徴的です。
呼吸困難の症状になる為、早めに病院を訪れる事が大切です。
風邪と喘息の咳の違いを動画で解説↓
・肺炎
感染によって肺に炎症が起きてしまった病気です。
咳や痰、又は喘鳴などがみられ発熱や食欲不振、又は水分も摂れなくなり脱水症状をお越す事もあります。
重症化すると呼吸困難に陥ることもある為、早めに病院を受診することが大切です。
・好酸球性肺炎
アレルギーと関わりがある白血球の好酸球によって引き起こされます。
細菌やウイルスの感染が原因ではない為、抗生剤が効かない事が特徴的です。
喘息を合併することもありヒューヒューとかゼーゼーのような呼吸音がします。
・COPD(慢性気管支炎・慢性肺気腫)
気管支炎や肺気腫などが原因で肺の空気の流れが悪くなる為、息切れの症状が現れます。
頑固な咳や痰が続き慢性肺気腫になると肺の組織が壊れ呼吸困難を起こす事になります。
主に喫煙者に多いとされており、病気が進行すると咳や痰、又はヒューヒュー、ゼーゼーと喘鳴が鳴るようになります。
悪化する日常生活にも影響することになる為、早めの対策が必要です。
・肺がん
咳や痰の症状が続き進行すると喀血もみられるようになり、また肺炎をおこして発熱や呼吸困難などの症状も起こるようになります。
1年に1度の検査を受ける事が早期発見に繋がります。
・咳喘息
風邪を併発して起こる事が多く風邪をひいた後に2週間~3週間以上又は半年近くも咳が続く場合はこの病気の可能性があります。
慢性的に咳症状が続く気管支の病気であり、気道が狭くなり様々な刺激に対して過敏になり炎症や咳の発作が起こります。
主にアレルギー体質の人に多く罹りやすいとされ、ハウスダストや花粉、タバコの煙などが要因として考えられています。
また、咳喘息は放置すると気管支喘息に移行しやすくなるため、早めに治療することが必要です。
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喉や呼吸がヒューヒューして咳が止まらないときの対策は?
どんな状態にせよ咳が止まらないと言う症状は睡眠障害も引き起こす事になる為、辛いですよね。
少しでも楽になれる対策があれば試したいところです。
そこで、簡単な対策としていくつか取り上げてみましたので参考にしてみてください。
・対策1(上半身を高めにする)
寝ているとき咳で眠れない場合などは、上半身を高くすることで気管や肺を圧迫しない為、痰などが出やすくなります。
背中の下にバスタオルを何枚かあてがい上体を高めにして寝るようにします。
・対策2(温める)
体温が1度上がるだけでも細菌やウイルスの増殖を防ぐ効果がある為、喉を温める事も効果的です。
また、生姜湯などは咳や痰、喉の痛みを抑える効果がある為、寝る前に飲んでみましょう。
更にハチミツなどに含まれるフラボノイドの成分には炎症を和らげ殺菌する効果もある事からはちみつ入り生姜湯はお薦めです。
・対策3(薬)
市販されている物には咳止め効果のあるものも販売されている為、利用することも良いでしょう。
また、漢方薬などもお薦めできます。
麦門冬湯、小青龍湯などは気管支喘息に効果があります。
関連記事:麦門冬湯の効果・効能や副作用について解説
これらを試しても効果が得られない場合は、早めに病院を受診することをお薦めします。
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日常的に気をつけることは?
咳喘息や気管支喘息はほとんどが風邪によって併発するものである為、普段から免疫力を高めておく必要があります。
その為には、日常的にバランスのとれた食事を心がけて、規則正しい生活をする事が大切です。
また、定期的な健康検査を行う事で病気の早期発見にもつながります。
その他、風邪の症状は通常1週間もすれば快方に向かう為、長引く場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。
まとめ
咳が止まらず喉からヒューヒューと音がする場合は、空気の通る気道のどこかに炎症や何かが出来て狭くなっている為であり、その病状が初期症状であればヒューヒューと言う喘鳴であり、炎症が酷くなり痰が多く出てくるとゼーゼーと言う喘鳴音になるようです
その為、咳が長引く場合は早めに病院を受診することが大切です。
中には重篤な病気もある為、注意しなければなりません。
以上、喉や呼吸がヒューヒュー鳴り咳が止まらないときに考えられる原因と対策についての解説でした。
関連記事:咳喘息は完治するの?咳喘息の症状緩和に繋がる予防と対策について解説
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