パソコンや、デスクワークなどの仕事を終えた時、首や肩に疲れを感じて無意識に首を回す事がありますが、この時へんな音が鳴ったりしませんか?
例えば、ミシミシとか又はゴリゴリ、時にはポキッと何かが破裂する音など人によって様々ですが、あまり気持ちの良い物ではありませんよね。
痛みがないだけにそのまま放置してしまう事もありますが、首の周りには肩や腕、又は手などに神経が伸びている為、様々な神経症状や脊髄症状も現れやすいので注意が必要です。
今回は、そんな首がミシミシと鳴る原因や対策について解説したいと思います。
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首がミシミシと鳴る!
同じ姿勢を長時間続けた場合、不意に首を動かした時ミシミシと音が鳴る事がありますよね。
これは、肩や首筋の筋肉が凝り固まって筋肉が疲労状態にある事が考えられますが、実は首の音には2種類あると言う事をご存知でしたか?
1、 軋むような音(ミシミシ、又はゴリゴリ)
2、 軽めの破裂音(ポキッ、又はボキッ)
軋むような音の場合は、筋肉の疲労が考えられており肩こりなども同時に起きている場合が多いです。
また、破裂音の場合は関節に問題合が起きている事が多く、日常生活とはそれほど関係がないようです。しかも、軋む音は常に音がするのに対して破裂音は一度鳴るとしばらくは鳴らないと言う特徴があります。
しかし、どちらも何らかの対処をしないと悪化することも考えられる為、早めの対策が必要になります。
首がミシミシと鳴るときに考えられる原因は?
首がミシミシと音がする場合は悪い姿勢などからくる筋肉の緊張による疲労が原因として考えられていますが、他にも様々な事が考えられます。
その原因としては以下のようになります。
・姿勢の悪さ(猫背)
毎日パソコンやスマホなどに夢中になっていると無意識に猫背になったりして悪い姿勢になる事が多くその為、肩や首筋、又は背筋などの筋肉が凝り固まりやすくなります。
・頸椎ヘルニア
首を上下、又は左右に動かした時、ミシミシと音がして、時々痛みを感じる事もあります。
猫背や悪い姿勢が長く続く事が要因となり、首と骨の軟骨が圧迫される事によって薄くなり頸椎ヘルニアをおこしやすくなります。
・加齢
加齢とともに新陳代謝が弱まり血流も悪くなる為、筋肉疲労の回復も遅くなり首や肩こりも起きやすくなります。
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首がミシミシと鳴る時の対策は?
痛みがないからと言って症状を放っておくと悪化することもある為、早めの対策が必要です。
特に首は背骨ほど筋肉が発達していない為、スイカほどもある頭を支えているだけでも大変な負担になっていると考えられます。その為、出来る限り首に負担をかけない事が対策のポイントになります。
・対策1(姿勢を正す)
猫背の姿勢になると首が前に突き出る形になる為、首にかかる負担は大きくなります。
その為、首筋や肩の筋肉が凝り疲れを感じやすくなります。
座るときはイスに深く腰掛けて背筋を伸ばした正しい姿勢を心がける事です。
・対策2(ストレッチ・マッサージ)
首を回さず肩甲骨を回す事で肩や首筋の血流も良くなり、凝りも解消されます。
また、首の付け根をつまんで静かに首を回すと強くストレッチが掛ると言われている為、試してみてはいかがでしょう。
更にお風呂に浸かりながら肩や首筋をマッサージするだけで筋肉疲労の回復にも効果があります。
首のマッサージ・ストレッチ動画
・対策3(運動)
適度な運動は、新陳代謝を高める効果があり、特に加齢で新陳代謝が低下して血流が悪くなっている方には有効的です。
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日常的に気をつけたいことは?
首のミシミシと音がする原因のほとんどは首筋や肩の筋肉疲労が原因と考えられている為、日常的に首に負担のかかるような事を避ける事が一番です。
その為には、デスクワークやパソコン、又はスマホなどの長時間に渡る作業は避ける事が良く、時間を決めてストレッチや軽い腕の上げ下げなどの運動を習慣づける事が良いと言えます。
また、加齢とともに筋肉の凝りや疲労も起きやすくなるため、常日頃からウォーキングなどで新陳代謝を高めておくことも大切です。
まとめ
疲れを感じて首を回したとき、ミシミシやゴリゴリ、又はポキッと言うような音がしますが、その音の種類には2種類あり、軋むような音のする筋肉の疲労が原因でおこる場合と関節に問題がある破裂音の場合があります。
痛みがない事から放置してしまいがちですが、早めに対処しないと悪化することも考えられるため、運動やストレッチなどの習慣付けはお薦めできます。
また、首を回すと音がする場合はその音の種類をしっかり知り、対策を行っても改善されない場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。
以上、首がミシミシと鳴るときに考えられる原因と対策についての解説でした。
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