口の中のトラブルは虫歯だけでなく口中内の粘膜などにも起こる事があります。
例えば、頬の内側が腫れるなどの経験はございませんか?
特に口内炎などで腫れの症状がある場合は常に歯と当たる為、腫れだけではなく痛みも酷く治り辛くもなります。
しかし、ただの炎症だと思って安易に考える事は危険な事もあり、中には病気の可能性も考えられる事から注意が必要です。
今回は、そんな頬の内側が腫れた時の原因と対策について解説したいと思います。
[ad#ad-1]
頬の内側が腫れた!
何度も頬の内側を噛んでしまう為、鏡で見て見ると、頬の内側に腫れを確認することがあります。
巷の噂では、太った事で頬の肉が付き過ぎて噛む事が多くなると言うような話もありますが、確かなところは分かりません。
しかし、噛み合わせが悪い事で歯が常に頬に当たると言う事はあり、口内炎が出来ても常に歯が当たる形になる為、悪化してしまい治りも悪いと言う事になるようです。
その為、頬の内側が腫れると言う症状が現れやすくなります。
また、頬の内側が腫れる場合、他にも様々な原因が考えられており、中には命に係わる病気もある為、注意が必要です。
頬の内側が腫れるのは何が原因?
頬の内側が腫れる原因は、ほとんどが歯で頬を噛む場合や慢性的に歯が当たるなどの外的な刺激によるものが多く、義歯や歯並びの悪さなどは注意しなければなりません。
考えられる主な原因には以下のような事があげられます。
・カタル性口内炎
慢性的に歯列矯正器具が粘膜にあたる、或いは頬の内側を噛むと言うような外的な刺激によるものがほとんどであり別名を紅斑性口内炎と呼び悪化すると
粘膜全体が赤く腫て不快な感じを伴いますが、痛みがない事が特徴的です。その為、発見も遅れることが多く子供などは悪化してから分かるケースが多くなります。
また、これらは免疫機能の低下などでも発症しやすいとされています。
・虫歯、歯槽膿漏
虫歯、又は歯槽膿漏などが悪化してしまうと細菌が歯根から入り込み広がってしまいます。
この時、人間は菌の拡散を抑えようとして口の中に菌をため込む袋ができる為、頬の内側が腫れるなどの症状が現れます。
・エプーリス
義歯や噛み合わせが悪い場合、歯茎や頬に局部的な刺激を与え続けてしまう事で良性の腫瘍をつってしまいます。
・ベーチェット病
初期症状として口の粘膜や舌、唇などにアフタ性口内炎の潰瘍が出来易くなることが特徴的です。
原因は不明であり、難病の一つと考えられています。
・根尖病巣
虫歯などを放置することで歯の根の部分に細菌が入り込み、細菌感染を起こして腫れる病気で痛みを伴う場合が多いです。
身体の抵抗力が低下している場合は、口が開かなくなるほど腫れる事があります
・顎関節症
顎関節症で頬の内側が腫れる事はありませんが、噛み合わせが悪くなる為、上の歯で頬の内側や歯茎を噛んでいる場合はその刺激で腫れる事はあります。
このように様々な事が原因として考えられていますが、共通項としては頬の内側に外的な刺激が加わる事で起こるようです。
[ad#ad-1]
頬の内側が腫れる時の対策は?
多くは外的な刺激、又は歯並びが悪い為に起きやすくなる為、処置が早ければ早いほど治りも早い為、症状に気づいたらなるべく早く対処する事が大切になります。
その対策としては、以下のような事が考えられます。
・対策1(口内炎治療)
口内炎が一度口の中に出来るとその部分に歯が当たりやすくなり何度も繰り返す為、頬が腫れるなどの症状が発生してしまいます。
その為、先ずは口内炎をしっかり治す事をしましょう。
パッチなどは外的な刺激から保護してくれる為、お薦めできます。
・対策2(原因の解明)
慢性的に頬の粘膜に外的な刺激が加わる事で腫れが起きるため、その原因となるものを解明することで回避できると思われます。
歯並びが悪い、又は歯列矯正などの場合は歯科医師と相談することで改善に繋がります。
・対策3(清潔を保つ)
口の中を出来るだけ清潔に保つ為にうがいを行う事が大切です。
これらの事に注意しても頬の腫れが引かず痛みが現れた場合は、早めに歯科医を受診するようにしましょう。
[ad#ad-2]
日常的に気をつけたいことは?
頬の腫れの原因には外的な刺激がほとんどであり、その原因にもなっている口内炎などは疲労が主な原因になっている場合が多い物です。
その為、口内炎が出来にくい体を作る事が大切でり日常的に身体の免疫力を高めておくことが重要だと言えます。
また、出来てしまった口内炎は歯の刺激によって繰り返されたり、治りが遅くなったりする為、歯の問題点を改善することが一番の予防策と言えます。
セルフケアも大切ですが定期的に歯科医院で歯の状態を診てもらう事が大切になります。
口内炎の治し方を動画で解説
まとめ
頬の内側が腫れる場合の多くは外的な刺激が原因として考えられています。
その主な原因には、歯並びの悪さや顎関節症なども考えられており早めの処置でこれらの症状も改善できるものと思われます。
また、細菌などの感染症も考えられている為、身体の免疫力を日頃から高めておくことが大切になります。
身体の定期検診も大切ですが、歯も定期的に検査する事で異変にも早く気が付き口の中のトラブルも回避できると考えられます。
以上、頬の内側が腫れたときに考えられる原因と対策についての解説でした。
関連記事:頬の腫れが痛むときの原因と対策について
[ad#ad-2]