風邪をひいた時や疲れた時に口内炎ができる事はよくありますが、口の中や舌の表面と側面、又は舌の裏側にもできる事があり、場合によっては痛みで食べる事も喋ることもできなくなる為、とても厄介なものです。
特に舌の裏のひだが痛む場合には、舌が歯に触れる機会が多い事から治り辛い場所にもなります。
しかし、中にはただの口内炎だと思っていたら舌癌だったと言う事もある為、簡単には考えられない症状でもあります。
今回は、そんな舌の裏のひだが痛い時に考えられる原因と対策について解説したいと思います。
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舌の裏のひだが痛い!
鏡で口の中を見る場合、ほとんどは表面上だけを見る事が多いですが、舌の裏側を見たことはあるでしょうか?
舌の裏側には「采状」と言うひだ状になっており、時折この部分にも口内炎と同じように炎症が起きて腫れや痛みを感じる場合もあります。
特にこの部分に痛みがある場合、下の歯に舌の裏側が当たるだけでなく歯ブラシなども当たりやすい事から治り辛くなりやすい場所にもなります。
しかし、何故このような口内炎が出来てしまうのか、その原因を知りたいところですよね。
舌の裏のひだが痛いのは何が原因?
顎と舌を繋ぐ筋である小帯と言う部分が舌の真ん中にありますが、この近くには唾液腺があり、それが何らかの原因によって詰まる事があり、舌の裏が腫れてしまい痛みや違和感を感じる場合があります。
また、裏側の部分は歯に直接触れている事も多く、舌を噛んだりするなどの影響によって舌の裏の部分に傷が出来て痛みが生じると言う事もあり、一度炎症が起きると治り辛くもなる為、注意が必要です。
このように舌の裏のひだに痛みが生じる原因には様々な事が考えられていますが、主な原因としては以下のような事が考えられています。
・アフタ性口内炎
舌の裏だけに限らず表面や側面といろいろな場所に出来る場合が多く、また様々な口内炎に対して考えられています。
中でも歯で舌を噛むことで舌に傷ができて細菌が入り込み、炎症を起こしてしまう場合や、ストレスや過労などで免疫力が低下する事で口内の粘膜も弱まり発症しやすくなります。
しかし、これらは1週間から長くても2週間ほどで治癒するのが普通です。
・舌癌
初期症状は、普通の口内炎の症状と同じですがそれらの症状が2週間以上も続いていた場合は、舌癌を疑い早めに病院を受診することが大切です。
・口内の乾燥
乾燥により唾液腺も詰まりやすくなり、舌の裏側が腫れる原因にもなります。
また、乾燥することで細菌が増殖しやすくなり結果的に口内炎を悪化させてしまいます。
これらの事が原因となっていますが、中でも最も多く考えられるのがストレスであり、ストレスによって胃腸を崩したり、睡眠障害も引き起こす事から体の免疫力が低下する事で口内炎が出来易いと言われています。
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舌の裏のひだが痛い時の対策は?
舌に口内炎が出来た場合は、痛みで食事が摂れなくなる以外に話しをする事も出来にくくなる為、とても不便を感じてしまいます。
その為、出来れば早く治したいと思うものです。
その際の対策としては以下のような事が考えられます。
・対策1(薬)
口内炎の中でも舌の裏に出来た場合は、常に舌を動かし歯に当たる機会も多い事から、痛みを軽減できるように患部を保護する事が大切になります。
その為、患部を保護できるパッチ類などはお薦めできます。
また、スプレータイプや塗り薬などもある為、自分に合う薬を選んで試してみる事も良いでしょう。
・対策2(清潔)
口の中には500種以上の細菌があると言われる為、口中を出来るだけ清潔に保つ為、マウスウォッシュや殺菌性のあるうがい薬を使う事も大切になります。
・対策3(病院)
出来るだけ早く治したい場合は病院で適切な治療を行う事で早い治癒が臨めるものと思われます。
また、舌癌などの早期発見にも繋がると考えられます。
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日常的に気をつけたいことは?
ストレスは風邪と同じように免疫力を低下させ万病のもととなる為、日頃から規則正しい生活を心がけてバランスの良い食事をしっかり摂りストレスを発散させておく事が大切になります。
また、睡眠不足や過労も免疫力を低下させる原因にもなる為、しっかり休養をとるようにします。
その他に考えられることとしては、舌は常に歯に当たっている為、歯に異常がないか歯科で診てもらう事も口内炎を予防する事に繋がります。
金属アレルギーなどがある場合は、歯の詰め物が原因になる場合もあるのでこちらも注意が必要になります。
まとめ
口内炎は口の中以外に舌の表面や側面、又は裏側にもできやすい物です。
その多くはアフタ性口内炎であり、歯で舌を噛んだ場合の傷やストレス、又は栄養不足などからの免疫力低下などが主な原因となって発症しやすくなります。
また、舌が常に歯に当たっている事から炎症が起きやすくなるため、歯科で歯の状態を診てもらう事も必要であり、口の中は細菌が多い事から感染を防ぐためにもうがいなどを行って常に清潔にしておきましょう。
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