冬瓜は、別名「かもうり」とも呼ばれます。ウリ科で、ウリ属、熱帯アジア、ジャワ島が原産の冬瓜です。日本では、愛知県が約831トン、続いて沖縄が約522トンという生産量を持ちます。
暖かいところを好む食材です。冬瓜は、全体の95パ-セントが水分という食物です。
ビタミンcを含むため、風邪予防や抵抗力をつけます。身体の中にたまった熱を下げる作用や、のどの渇きにも効果的です。そのため夏バテ予防におすすめといえます。利尿作用もあるため、高血圧にも期待できます。
脂肪を気にする方にはたくさん食べていただき、太りたい方はあまり食べ過ぎないように注意しましょう。むくみをとり、便秘解消やダイエットにもおすすめの食材ですので、美容を気にする女性には必見です。100グラム中、16キロカロリ-という低カロリ-です。
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なぜ冬瓜というの?
冬瓜という漢字には「冬」という字が使われているため、冬に関係がある食材だと考えられますが、冬瓜というのは、冬に収穫をするという意味ではなく、「貯蔵性が高く、夏に収穫しても冷蔵庫に保存すると冬まで持つ」という意味があります。
それと、「完熟した冬瓜の表面には、うっすらと白い粉(ブル-ム)が覆い、それが雪のように見える」ことから「冬瓜」という名前が付けられたという説があります。
旬の季節はいつごろなの?
冬瓜は、さっぱりとした食感、そして身体を冷やす性質を持つため夏の暑い時期、6月から9月頃に美味しく食べるのがおすすめです。
冬瓜の良さは、薄味でさっぱりとした食感です。冬瓜そのものに味はないため、ダシなどで味付けをしていただきます。身体を冷やす作用があるので、冷え性を気にする方には、身体を温める食材と一緒に調理をするのがおすすめです。
冬瓜は、冬に寒くなってからでも流通はされています。皮も、種も、ワタも食べれるため捨てるところがない食材といえます。中国では、古くから漢方として利用されていました。
冬瓜は自宅で栽培できるの?
冬瓜は、自宅栽培ができる食材になります。作り方は、4月頃に植え始めます。冬瓜の種は硬いため、一日十分に水に浸し給水させましょう。3号ポットに給水させた種、2.3粒を撒きます。低温に弱いため、ビニ-ル袋などでしっかり覆い保温しましょう。本葉が1枚ごろ1株に間引きをして、本葉が2枚ごろになったら、大き目のポットに植え替えます。
5.6枚になったら必ず日当たりの良いところを選び、土を整え植え替えます。間隔は、80cmほどあけます。吸収力が高いので、肥料切れを起こさないようつけたしてください。
開花し、約1か月ほどで表面に白い粉(ブル-ム)に覆われたら完熟のしるしとなります。
未熟のうちは、産毛が全体に生えています。だんだん熟していくにつれて、その産毛が取れて完熟すると白く粉がつくようになります。目に見える目安になりますので、わかりやすいですね。ずっしりと重量のあるものに育ちます。
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冬瓜の育て方で気を付けるポイントとは?
最初の段階で水をあげすぎると、ツルボケを起こすことがあります。ツルはよく伸びるため、整枝をしてあげましょう。間引きもしましょう。人口交配をしてあげた方が良い場合もありますが、基本は気にしなくても良く育ちます。
適正温度は、20度から30度くらいになります。寒いときには必ずビニ-ルで覆い冷やさないようにしましょう。ツルには、細いトゲがあるため、素手では触らずに軍手などで保護しましょう。
まとめ
今回は冬瓜の旬や、自宅での栽培方法についてお話してきました。
いかがだったでしょうか?
夏が旬の冬瓜です。毎日ムシムシして暑いので、身体を冷やしすっきりとするさっぱりとした食感の冬瓜をぜひご家庭のご飯のお共に取り入れてくださいね。
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