右 肋骨 痛い


日常生活をしていて、咳や、くしゃみなどした後や、寝ている時に横に寝返りをしたとき、急に起き上がろうとしたときに、胸あたりに少しの痛みや違和感を生じたことはないでしょうか。

その時、少しの痛みだけで済んでいればよいのですが、後々上半身を軽く捻じったりした時など痛みが増してきて、呼吸も辛くなる場合があります。

それは俗に言う、肋骨(あばら骨)に、ひびが入ったと言う骨折なのかもしれないのです。

このように、胸のあたりで痛みはあるものの、自分でもどこがどう折れているのか分からず、従来のレントゲンの写真では、あまり鮮明に写ってない場合がありました。

現在は、デジタル式のレントゲンが開発され、小さな骨折でも見落とされる事はありませんが、実際に痛みを伴う胸の骨折となると一大事です。
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肋骨ってどんな役割がある?

その骨折をしている胸部部分の骨を、肋骨と言うのはご存知かと思いますが、両側に12本ずつで計24本の骨で形成されていますが、これらは骨の下にある内臓を脊椎から取り囲むように覆っています。

そして何らかの過程で、内臓に直接外圧からの衝撃が及ばないように保護する役目を担っています。

肋骨は、一般に骨折しやすい骨と言われていますが、知らない間に折れてしまう疲労骨折があります。

この疲労骨折は、折れた時や、ひびが入った時は痛く無くても、呼吸時や何らかの動きで痛みが生じます場合があります。

また、入浴中に身体を洗ったり、湯船に浸かった時に肋骨に触れる場合がありますが、左右何も感覚的に同じ場合は良いのですが、右だけ触った時に痛いとか、硬い感じがする場合があります。

これは、沈黙の臓器とも言われる肝臓の炎症が増し、腫れが大きくなると、肋骨の下からはみ出してしまい、痛みを生じてしまいます。

更に、類似する右肋骨下の痛みの部位として胆石症が疑われます。

胆石は、部分的にも肝臓の出口の胆嚢にできるので、体位変換や触ったりすると痛みが生じます。

肝臓は、人体で右側にある大きな臓器ですが、様々な役目を発揮してくれているに、自覚症状としてあまり出ないので、出来る限りご自分で触診をされ、体調として、慢性的な疲労感がないか、自律神経や交感神経などに影響を及ぼす緊張感やストレスの開放を心掛けたいものです。
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そこにはどんな内臓がある?

肛門 周り 腫れて 痛い



右肋骨の下には、肺・胆嚢・肝臓・がありますが、大事な心臓も右寄りに位置しています。

また、肋骨が骨折した場合に注意しなければいけないのが、肺損傷や胸壁血管損傷、内胸動静脈損傷そして心臓大動脈血管損傷などの内臓器官との合併症です。

考えられる原因は?何かの病気?

主に、肝臓の機能を除外しては考えにくい病気がほとんどです。

急性肝炎

右肋骨下の痛みで気付く場合もありますが、疲労感・倦怠感が増し、皮膚や目が黄色くなり、ビリルビンの血液検査で確認ができます。

帯状疱疹

従来からの神経に感染した帯状疱疹ウィルスが、肝機能などの臓器機能低下で免疫力が低下し、再発してしまいます。

肋間神経痛

肋間神経が、深呼吸や咳、しゃっくりなど肋間神経の近くの筋繊維や骨などに圧迫された時に痛みとなって生じます。

胸膜炎

元来胸膜は、肺を守る粘膜なのですが、肺炎や気管支炎などから菌が胸膜に侵入して、呼吸時に侵入した菌が悪さをして痛みを増大させるそうです。

これは、呼吸器系の病気ですが高熱を出すことが多いので、抗生剤や鎮痛消炎剤での点滴・服薬治療がなされます。

胆嚢炎・胆石

胆石だけの場合は、合併症の危険はありませんが、胆嚢炎は重篤化になると、痛みや発熱が生じ、排出毒素の分解も出来なくなってきますので専門的な治療を受けなければなりません。
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肋間神経痛になる原因・対策は?

では、肋間神経痛になる原因はなんなんでしょうか?

肋骨、いわゆるあばらの痛みです。

例えば、くしゃみや咳をしたときや体をねじったときに痛みが起こります。

何の前触れもなく、痛みが起こるのが特徴です。肋間神経痛の原因は、はっきりしていません。背中から胸部の肋骨に沿って神経が走っていますが、その神経の痛みが肋間神経痛です。右側の肋骨が痛い原因の1つです。

心臓の近くが痛くなることで重病かと心配になります。しかも、背中や右の肋骨が痛むと睡眠や日常生活に支障が出るので予防が大事です。

予防の1つは、まず筋肉をほぐすことです。

私たちは、パソコンやスマホ、立ち仕事など、同じ姿勢でいることが多いです。そうすると筋肉が固まって神経に影響したり、血流が悪くなったりします。筋肉は神経を通す大事な働きがあります。1時間から2時間に1回は、背中や腕、肩を動かしましょう。

ほかに、体を温めることも大事です。体が冷えると体が縮こまる上に血流の流れも悪くなり、筋肉も固まりやすく、冷え性になったりします。神経の通りも悪くなりやすいので、お風呂で血流をよくするため、体を温めてマッサージしたり、靴下や腹巻などで体を冷やさないようにしましょう。

カフェインの取りすぎも神経を過敏にしますので、緑茶やコーヒーを飲む方は、カフェインレスも日常に取り込みましょう。

もし、痛みが起こったら、病院に行ったり肋骨の負担を軽減するためにコルセットなどを使うことをおすすめします。

ストレスもよくありません。疲れる環境に身をおかないようにゆとりを持つ、睡眠をしっかり取るなどしましょう。
しかし、右の神経痛の痛みが必ずしも肋間神経痛かはわかりません。もし、痛みが激しかったり、長期間痛いときはしっかり医師に相談して治療することをおすすめします。
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肋骨の疲労骨折の原因は?

生あくび めまい



右の肋骨が痛いとき、疲労骨折も考えられます。

では、疲労骨折はなぜ起こるのでしょう?

疲労骨折とは、普通の骨折と違い、強い衝撃などはなく、日常生活でいつの間にか骨折しています。じわじわ、骨折するのです。原因は、弱い力で同じ部分に何度も力が加わり、それが骨折となります。骨密度の低下も原因といわれており、女性に多いのがこの疲労骨折です。

風邪の後も注意が必要です。風邪のときくしゃみや咳をしますが、そのとき肋骨に衝撃を与えます。長期間、咳やくしゃみが繰り返されることで、疲労骨折を起こすのです。

それだけで、疲労骨折?と思われるかも知れませんが、これって珍しいお話ではありません。

特に年齢を重ねると、骨密度が下がり、骨折のリスクが高くなります。

骨粗しょう症を指摘されたら、気をつけましょう。
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右肋骨の下にしこりがある場合何が考えられる?

さらに右の肋骨の下にしこりがある場合、何が原因でどんなことが考えられるのでしょう?しこりと聞くと、イメージするのは悪性腫瘍ですね。

日本人の2人に1人ががんになるといわれる現在、しこりが悪性腫瘍と考えるのは当たり前です。
そう、たしかに悪性腫瘍の可能性もあります。

しかし、がんとは限りません。

しこりの考えられるほかの病気とは?

剣状突起の可能性があります。

剣状突起とは、胸骨の先端にあり、柔らかい軟骨で骨と認識しにくいです。気になって何度も抑えたりすると痛みが起こります。触ると、しこりのようで心配になる方は多いです。

さらに肝臓が原因の肝臓腫大も考えられます。右の肋骨の下に肝臓があることは先にお話しました。

その肝臓が腫れて大きくなって肋骨の下が膨らんでいることがあります。

肝臓が何かしら炎症を起こしている可能性があるので病院でしっかり受診する必要があります。早めに行きましょう。

肝臓の腫大の原因は、アルコールの取りすぎ、不規則な食生活、脂肪分の取りすぎなどが考えられます。

脂肪腫の可能性もあります。脂肪腫は、30代から50代に見られる、脂肪の塊です。

この脂肪腫は、肋骨の下だけでなく、どこにでもできる可能性があります。原因は、はっきりしていませんが、血管に影響を及ぼし、圧迫したりまわりの組織にも巻き込むので、手術が必要なことがあります。
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右肋骨下が痙攣する場合何が考えられる?

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右の肋骨の下は、痙攣も引き起こします。

痙攣とは、ピクピクした感じ、違和感のある動きを感じます。

痛みがないけど痙攣を感じるという方が多く、右の肋骨下が痙攣している?と感じるよりは、なんだかわき腹がつっているような?痙攣しているような?という違和感です。

このときに、考えられるのは、運動不足や水分、ミネラルの不足により、筋肉が痙攣を起こしたり、神経を圧迫して痙攣したりします。

筋肉の動きを調整するカルシウムやそのカルシウムの調整をするマグネシウムなどのミネラル成分が不足すると痙攣しやすくなります。水分の不足も同様です。

さらに、度々お話していますが、運動不足は筋肉を固めて急に動かすと、体の動きについていけず、ピクピクと痙攣したり、つったりします。血行不良や冷え性からも起こります。

肋間神経痛やヘルニアの可能性もあります。

長期間痙攣したり、痛みを伴うときは神経を圧迫しているかもしれません。

病院への受診をしましょう。

効果的な治し方はある?

単に、右肋骨の下が痛い場合、すぐに医療機関を受診して下さいとは中々言えません。

しかし、思い当たる節がなくても骨折(ひび)していたりしている事は割と多い病気です。

痛みにも大・小あると思いますが、継続的な痛みの場合は、内臓系の病気を疑い、断片的な痛みの場合は神経系の病気、そして骨や筋肉部分の痛みと分る場合は整形外科系の病気が多いと思われます。

このように、客観的に早期に医療機関の受診をしなければならない症状と、そうでない場合があります。

ご心配な方は、医療機関によっては医療相談窓口を、電話応対で開設しているところもありますので、ご利用なさってはいかがでしょうか。


また、ストレスによって肋骨下が固くなることもあります。

「最近ストレスがたまっているな・・・」と感じる方は下記の動画を参考に筋肉を緩めることも効果的かもしれません。

肋骨周りを緩める方法↓

ガスがたまって痛い場合の対処法は?

右の肋骨が痛いとき、実は、ガスの影響かもしれないことがあります。

ガス?

つまりは便秘による影響です。

日本人は、他の種族と違って腸の長さが長いといわれています。

その分、腸の動きがしっかりしないと便秘になりやすいのです。3日以上便が出ないとき、便秘といいます。

もちろん、個人差があり、食が細いと便も毎日はでませんので、便秘の感じ方も人それぞれですが・・・

ガスは、腸内にたまった便から発生するガスです。

ゴミでも長くゴミ箱に入っていると悪臭が発生してガスを起こします。腸内も同じことが起こっているのです。

最初は、お腹が張ったような感じがして、便が出ない状態が続くとガスが腸内に広がってさらに直腸や小腸などにもガスが蔓延して右の肋骨辺り、わき腹の痛みを起こします。

もし、便秘のガスによる痛みが起こったらガス抜きマッサージをしましょう。

まず、お腹やわきばらなどを軽くさすります。腸に軽く刺激を与えるためです。こうすることで、ガスを分解するのです。30秒ほどさするのがおすすめです。

仰向けに寝ておへそを中心に「の」を書くように手でマッサージします。手は、軽くこぶしを握った状態で「の」の字を書くようにしましょう。ゆっくりお腹を軽く押すようにしてマッサージします。

お風呂や便が出そうなときもおすすめです。

このように右の肋骨が痛いとき、さまざまな症状があり、さまざまな対応や対策があります。

まずは、見極めが大事ですが、肋骨はわかりにくい痛みや痙攣などがありますので、心配なときはしっかり病院で診てもらい、それにあった対応をしましょう。

無理しない生活、がんばり過ぎない生活が大事です。
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まとめ

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右の肋骨の下が痛む原因には、色々な病気との繋がりがあるみたいです。

単発の病気で終われば良いのでしょうが、合併症となると大変です。

普段からあまり気の付かない部位ですが、身体の変化は必ずあるはずです。

手遅れにならにように、まずは“自分の身体は自分で守る”をモットーに身体をケアしていきましょう。


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