桔梗湯 効果 効能 副作用



桔梗湯は、風邪のひき始めの症状である、喉の痛みや扁桃腺の腫れ、寒気時に炎症や熱を鎮静・緩和させる働きがあります。


桔梗湯は、桔梗・甘草の2種類の生薬成分が、同時に作用する事で、効果を発揮しますが、体質は、それ程重んじなく使用できる為、幅広い方々に服薬効果が期待できる方剤です。


桔梗湯の基本は、漢方学での喉が痛くなる場合の風邪の原因は、“風熱の邪”と考えられており、肺に風が入り込む事で、呼吸で気管支を経由して、熱を伴う風が喉に昇ってくる際に、炎症を招いてしまい、痛みや腫れが生じてしまう考えです。


桔梗湯の含有成分である生薬桔梗は、のど飴としても使われ、甘草は、ほとんどの漢方薬で生薬として含有されており、漢方薬同士の飲み合せには、注意が必要です。


桔梗湯は、各社から商品として販売されており、概ね成分は同じですが、生薬種の含有量が各社によって微量ながら違いがありますので、その一商品の成分、効果・効能をご紹介致します。

桔梗 (停滞しているものを動かし、発散させる作用があります)去痰、解熱・鎮静作用、化膿した膿を取る排出作用、気管支炎などの緩和

甘草 (諸々の鎮痛、緩和、解毒作用があり、ほとんどの生薬商品に含有されています)胃痛、胃痙攣、咽頭痛、疼痛など鎮静緩和

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桔梗湯の飲み方は?

桔梗湯の飲み方は、1日2~3回に分け、食前もしくは食間の空腹時に、水かお湯で服薬するか、お湯に溶かし、“うがい”方式で服用すると、咽喉周辺に液体薬が付着しやすくなり、粘膜から薬が浸透して、効果が増す可能性がありますので、お試しください。


桔梗湯は、年齢や体重、症状により適宜増減して頂き、過剰なる服用や、飲み合せによっては効果を増してしまい、副作用の原因にもなりかねませんので、各社の商品説明書に記載されている用法・用量を守られて服薬して下さい。


1包を分割した残方剤については、湿らさないようにして、2日以内に服用し、服薬期間においては、慢性的な症状には、体質改善効果もありますので、2~3ヶ月が目途になりますが、風邪の初期時は長期連用にならないように、5日間を目途にされて下さい。


桔梗湯は、生薬で漢方薬特有の匂いがありますが、オブラートやジェル状のものを活用すると、服用しやすくなりますので、お試し下さい。


また、初めての服薬開始時のむかつき・食欲減退は、次第に慣れてきますが、頻度が多く辛い場合には、医師や薬剤師へご相談下さい。

桔梗湯の主な効果・効能は?

桔梗湯が含有して生薬は、中国・漢時代の「傷寒論」で用いられる基本的な処方です。


効能・効果としては、2種類の成分が相乗効果を成し、初期である感冒時の咽頭痛の鎮痛緩和や、喉周辺の炎症や化膿を取除きます。


桔梗は、サポニンと言う成分が、鎮咳去痰作用を有効にし、腫れた炎症をも鎮めてくれますので、甘草が持っている鎮静緩和作用と合わせて、より良い効果が得られます。


更に、喉の炎症が進み急性扁桃炎になると、兆候として、発熱や、扁桃腺に膿が生じやすくなりますので、桔梗湯を予防薬として服用しておくのも良いかと思います。


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桔梗湯飲み合せで気をつけることは?

市販薬や処方箋(漢方医は除く)で出される漢方薬の全ては、生薬配合量が初めから定量化されていて、自分の体質や症状にあった漢方薬であるとは限りません。


また、桔梗湯の服薬時に限らず、幾つかの漢方薬を同時に服用してしまうと、同じ成分の薬が含まれている事が多く、同種類成分としての摂取量が増量されてしまい、副作用や効果が強まる可能性があります。


漢方薬をはじめて服用される方や、症状が心配な方は、漢方医や漢方薬剤師の診断を受けて、薬が重複せず、自分の体質や症状に合った漢方薬を服用されるのが最善です。



以下に、桔梗湯の飲み合せで気をつける事を、ご紹介致しますので服薬時はご注意下さい。

・具体的な薬①

十味敗毒湯
(十味敗毒湯には、桔梗湯と同成分である桔梗・甘草が含有されていますので、甘草は多量に服用すると、肝機能障害やむくみなどが生じ血清カリウム値や、血圧の急な変動が生じる可能性があります。)


十味敗毒湯について知りたいかたはこちら
十味敗毒湯の効果・効能や副作用について解説

・具体的な薬②

清肺湯
(清肺湯は、咽喉から気管の炎症や、痰を出しやすくして咳を抑える効果が有りますが、桔梗湯と同じ桔梗・甘草成分が含有されていますので、偽アルドステロン症などの副作用に注意が必要です。)


その他、桔梗・甘草を使用している漢方薬や、西洋薬でも消炎鎮痛剤として使用される薬との重複には注意が必要です。

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桔梗湯には副作用がある?

桔梗湯を服薬された後に、次の症状が現われた場合は、副作用の可能性がありますので、直ちに服薬を中止し、医師や薬剤師・登録販売者に身体の変調を伝えてご相談して下さい。


皮膚系として発疹・発赤・痒みなど、アレルギーの症状が生じる可能性があります。


また、初めての服薬開始時のむかつき・食欲減退は、次第に慣れてきますが、頻度が多く辛い場合には、医師や薬剤師へご相談下さい。


稀に、含有成分である甘草の過大服薬や、他の医薬品との飲み合せにより、偽アルドステロン症である浮腫、血圧上昇、低カリウム血症や、ミオパチーと呼ばれる手足の怠さ、痺れ、つっぱり、脱力症状と、間質性肺炎と呼ばれる息切れに伴う発熱や、肝機能障害で、黄疸になる可能性がありますので、その時は直ぐに医療機関を受診され、医師の診断を受けて下さい。

桔梗湯を飲む際に気をつけることは?

桔梗湯は、効果が出るまでには個人差がありますので、感冒時として服薬する場合は、2~5日間を目途に服用し、その後は、症状を医師や薬剤師に相談しながら継続される事をお勧め致します。


桔梗湯は、漢方薬で即効性を望める薬ではありませんので、過剰なる服用や、飲み合せによっては効果を増してしまい、副作用の原因にもなりかねませんので、各社の商品説明書に記載されている用法・用量を守られて服薬して下さい。


既往症で医師の治療を受けている方、過去に薬でアレルギー性皮膚炎を経験した方、むくみのある方過去に、心臓病・腎臓病・高血圧の診断を受けられた方は、服薬開始時に医師や薬剤師にご相談されておくと安心です。


なお、高齢者や、妊娠・妊娠していると思われる方は、無理に服薬せずに、医師や薬剤師と相談後、服薬治療上の有益性が認められる迄、服薬を避けた方が無難です。


桔梗湯は、生薬成分の為に方剤の色が異なる事がありますが、効果・効能には関係ありませんので、お心置き下さい。

まとめ

桔梗湯は、風邪の喉の不快や、痛みが現われた時に、直ぐ飲んでおくと良い生薬です。


体質も、ほとんど関係なく幅広い方が使用できるので、初期の風邪対策薬にはお勧めできる方剤です。


市販薬でも購入できますが、当然ながら、服薬には副作用が伴う事がありますので、服薬の際には、明記されている内容を把握され、用法・用量を守られてご使用下さい。


また、本剤と一緒に、栄養・休息・衛生管理など、生活習慣を見直すことで、薬の効果が更に増す事が期待できます。

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