宇津救命丸といえば昔からある子どものための薬ということで、特にわたしたちの親世代が良く使っていたというイメージがあります。
しかし宇津救命丸はそんな生易しい昔というレベルではなく、なんと400年以上もの歴史がある薬なのです!
それだけ長い間、多くのお母さんに愛されてきた宇津救命丸は具体的にいったいどのような薬なのでしょうか。
そこで今回は宇津救命丸の効果や副作用について、詳しく説明していきます。
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宇津救命丸はどんな薬?
宇津救命丸は小さな赤ちゃんから飲める薬ということで、配合しているのは自然由来の生薬のみです。
子どもに優しい7種類の生薬が配合された漢方薬で、独特なにおいと苦味があるのが特徴です。
この独特なにおいは、おそらく大人なら一度は嗅いだことがあるのではないでしょうか。
前に10歳くらい歳下の子に「この車、宇津救命丸みたいなにおいがする」と言ってみたところ…
「何ですかソレ」と言われてしまいました(笑)
これが、ジェネレーションギャップというやつでしょうか。
我が家では宇津救命丸は常備薬だったそうで、わたし自身も良く飲んでいたそうです。
今では苦味を感じにくいように、糖衣のタイプも販売されているのでより飲みやすくなりました。
とはいっても、宇津救命丸は非常に小粒で駄菓子の「ミンツ」よりも小さいです。
そのため、小さな赤ちゃんでも飲めてしまうのですね。
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宇津救命丸はどんな症状に効果的?
宇津救命丸は、赤ちゃんのグズリに効果が期待できます。
このような癇癪やグズる赤ちゃんを「疳の虫がいる」といい、宇津救命丸はかんむしを追い出すという効果があるのです。
毎日のように続く夜泣きも、かんむしの症状のひとつなので宇津救命丸が重宝されてきました。
他には小さな子どもの胃腸虚弱による食欲不振や下痢、消化不良などに効果があります。
言うなれば宇津救命丸は、子どもにとっての万能薬といっても良いくらいなんですね。
我が家の子どもも非常に疳の虫が強く、癇癪持ちなので宇津救命丸を良く飲ませています。
最近では、糖衣のものをヨーグルトに混ぜてあげています。
2週間くらい飲ませていたら、心なしか落ち着いてきたような気がしますので、効果が見られてきているのかもしれません。
宇津救命丸の副作用にはどんなものがある?
宇津救命丸は生薬のみでできた漢方薬なので、主だった副作用は心配いりません。
しかし激しい下痢や嘔吐を起こしている場合には、宇津救命丸の吸収がうまくおこなわれないことがあるのでこのような場合には病院に行ってしかるべき処置を受けましょう。
また、宇津救命丸は生後3ヶ月の赤ちゃんから服用することができますが、小さな粒でも喉に詰まらないようにしっかり飲み込んだか確認してあげてくださいね。
月齢によって飲む量も細かく定められていますから、添付文書を読んで用量用法を確認して飲ませるようにしましょう。
用量用法をきちんと守っていれば、副作用が起こることはまずありません。
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宇津救命丸を飲む際に気をつけることは?
宇津救命丸を飲む時には、赤ちゃんが飲めれば母乳やミルクとともに飲んでもかまいません。
子どもの場合は苦味を感じにくくするために、ジュースなどと飲んでも大丈夫です。
飲みやすいように工夫しながら、かんむしが治ってくるまで1日3回飲ませてください。
ただ宇津救命丸を1ヶ月服用しても症状の改善がみられないときには、他の何らかの原因が隠されている場合もあります。
その場合は早めに小児科に相談して、体調不良の原因を突き止めていきましょう。
また今までに何らかの薬を飲んでアレルギー反応を起こしたことのある赤ちゃんには、宇津救命丸は使用しないでください。
いくら生薬とはいえ、体の反応が敏感なときには控えておいた方が良いのです。
そして宇津救命丸は小さなフタ付きの小瓶に入っていますが、子どもの手先が器用になってくると必ずイタズラをして中身をぶちまけてしまう可能性が高いです。
保管場所には十分注意をして、子どもの手の届かない場所に置くようにしましょう。
まとめ
子どものために400年以上も前から良い薬を作っている宇津救命丸についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
家庭によっては良く買っているというところもあれば、まったく知らないという人まで別れる薬だと思います。
しかし、夜泣きやグズリに悩んでいるお母さんは是非試してみてほしいです。
たとえ気休めでも、赤ちゃんにとっては安全性の高い薬ですしお母さんの気持ちも安まることがあると思います。
宇津救命丸はだいたいのドラッグストアに1,000円前後の価格で売られているので、購入してみてくださいね。
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