メモaはどんな薬?
メモaは、主にすり傷・小切り傷・さかむけ・かき傷等の小さい傷から、軽度のやけどや、創傷面の消毒に適している外傷用軟膏で、殺菌剤・傷の痛みを鎮痛する局所麻酔剤が含まれているので、家庭での常備薬や、リクレーション時の応急手当として使用できる市販薬(第2類医薬品)で、ドラッグストア・調剤薬局 で購入でき、エスエス製薬から販売されています。
独特の匂いがしますが、湿布後は気にならない程度で、徐々に肌へ馴染みやすい滑らかな非ステロイド軟膏です。
用法は、1日数回軟膏を傷口に湿布して、症状に応じて量を調整して下さい。
含有成分として、
・傷口を殺菌する(クロルヘキシジングルコン酸塩液10mg)
・傷の痛みを抑え局所麻酔効果がある(ジプカイン塩酸塩3mg)
・皮膚の治りを促進す(アラントイン10mg)
・血流を良くし炎症を抑える(トコフェロール酢酸エステル1mg)
・患部の乾燥を促す酸化亜鉛50mg
添加物として
パラフィン、ワセリン、サラシミツロウ、トリオレイン酸ソルビタン、フェノール、チモール、香料が用いられています。
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メモaはどんな症状に効果的?
思わぬ切り傷や、すり傷をはじめ、指のさかむけやアカギレ、靴ずれ、軽度のやけどや、創傷面の殺菌・消毒に効果があり、指皮再生を促進させます。
【効果】缶タイプと、チューブタイプがある軟膏で、初めは固めな質感がありますが直ぐに皮膚に馴染み、特に指皮のトラブルとなる小傷や創傷再生に効果があります。
メモaを塗るタイミングは?
メモaを塗るタイミングは、個々人の判断となりますが、患部に応じた用法用量を適宜お使い戴きたいと思います。
塗る際にご注意頂きたいのは、初めから患部にただれがあったり、化膿、多量の出血や傷口が広範囲の場合、また部位として目の周り、顔面、頭部、粘膜など皮膚が敏感部位には、副作用にも繋がりますので、使用を避けて下さい。
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メモaの副作用にはどんなものがあるか?
メモaは非ステロイド剤ですが、治療時は定められた用法・用量を遵守してお使い下さい。
メモaは第2医薬品で安全性は保たれますが、稀に次のような副作用が生じる場合があります。
塗った後に、皮膚には発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、熱感などが生じる可能性があり、アレルギー症状のある方や、ご心配な方はご注意頂きたいと思います。
また塗った後で、体調に異変を覚えた場合は、湿布は止めて医療機関や購入された店舗の薬剤師に身体の変調を伝えてご相談して下さい。
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メモaを塗る際に気をつけることは?
メモaは、副作用が起きる薬ではありませんが、医薬品である事から次の項目に該当される方は、塗る時にご注意頂きたいと思います。
①既往症があり、医師から治療を受けられている方
②薬などによりアレルギー症状を過去におこされた方
などの諸症状がある方は、医師や薬剤師とご相談をされて、使用を開始した方が良い場合がありますので、その都度状況に応じてお決めになって下さい。
メモaを5〜6日間湿布して、症状が改善されない場合は、使用を止めて医師や薬剤師に使用経過を含め、相談してください。
塗る際には、傷口を水で洗い流して拭き取って清潔にした後、患部に適量を湿布して下さい。
稀に、購入後キャップや缶の蓋が、亜鉛成分で固まって取れない時がありますが、ぬるま湯につけると簡単に取れますのでお試し下さい。
また、小児の単独での使用は避けて頂き、保護者の指導監督のもとにお使い頂き、保管場所は、品質管理上からも、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所へ保管し、お子様の手の届かない場所への保管をお願い致します。
万一、目に入った場合は、水やぬるま湯で擦らずに洗い流し、直ぐに眼科を受診して下さい。
まとめ
メモaは、数ある外傷用軟膏の中で、傷口の乾燥が早いと言われている薬で、使用勝手も良く、様々な場所での傷のトラブルに対処できる手軽さがありますが、使い方を間違えると、特にアレルギー系の疾患を招く事がありそうですので、ご注意頂きたいと思います。
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