ミクロゲン・パスタ 効果 副作用



ミクロゲン・パスタは、アンドロゲン(生体内で機能している男性ホルモンで、雄の副生殖器の発育・機能を促進し、第2次性徴を促す際に必要な物質)に属する、2つの男性ホルモン(ステロイドホルモン)を主成分として、皮膚に吸収されやすいクリームタイプの外用育毛剤で、主に、まゆげ・髭・胸毛・腋毛・性毛などの生えるべき部位の、硬毛生育を促進する薬です。


ミクロゲン・パスタは、身体で本来毛が生える部分の、頭髪以外は、発毛の促進と育毛を作用させる効果があるとされ、ややべた付くクリームですので、気になる部分に初めは0.1gを目安として、皮膚に馴染ませるように塗布したり、時間帯(日中と就寝時)で用量を調節される事も、用法の一つですから、不明な点を含め、薬剤師の方とご相談されると良いかと思います。


ミクロゲン・パスタは、啓芳堂製薬から販売され、市販薬(第1類医薬品)としてドラッグストア・調剤薬局で、薬剤師から薬についての説明を受けて購入できる薬です。
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ミクロゲン・パスタの効果は?

含有成分として、何らかの支障で低下した男性ホルモンを補い、機能障害を改善するメチルテストステロン(10mg)、プロピオン酸テストステロン(5mg)の2つを含有している外用育毛クリーム剤ですから、男女両性の無毛症や、貧毛症である部分(顔面、胸部、四肢、腋下、恥部)の発毛促進や育毛を促します。


添加物としてステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ステアリン酸グリセリン、パラベン、ワセリン、コレステロール、感光素301号、香料が用いられています。

ミクロゲン・パスタは眉毛やもみあげを生かすのにも効果はある?

眉毛やもみあげの部分には、効果が得られるとされています。


眉毛には、1回0.1g(小豆大)を日に1~2回、眉頭から眉じりに向かって軽く擦り込み、もみあげには、塗布面積が大きくなるので、0.1~0.3gの量で同じように塗布して下さい。

ミクロゲン・パスタは髭を生かすのに効果はある?

髭の部分には、効果が得られるとされていますが、塗布部分面積によって1回に0.1g~0.3gの量を、指先で伸ばすように塗擦して頂き、塗り過ぎにはご注意ください。

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ミクロゲン・パスタを使用するタイミングは?

ミクロゲン・パスタを使用するタイミングは、個々人の判断に委ねられますが、1日1~2回適量(0.1~0.3g/1回)を部位に塗りますが、塗る前後は指を良く洗い、塗布部位やその周囲をなるべく清潔にしてから使用し、部位周辺に爛れや、化膿、出血などの炎症が広範囲時は、使用を避け、口腔・鼻腔等の粘膜や、陰部周辺、頭髪、まつ毛の部位には、使用しないようにして下さい。

ミクロゲン・パスタに副作用はある?

ミクロゲン・パスタは、第1類医薬品で副作用のリスクが有り得る薬ですので、下記の内容に該当される方や、疾患をお持ちの方は、現症状が悪化たり、副作用で重篤な症状を招く事がありますので、ご使用は控えて下さい。


理由としてミクロゲン・パスタで使用されている成分中に、幾つか注意をしなければならない事がある為です。

(1)過去にアレルギー症状を起こされた方

(2)アンドロゲン依存性潰瘍(悪性腫瘍)と診断された方や、疑いがある方

(3)妊婦・妊娠中や、妊娠していると思われる方

(4)15歳未満の方

(5)排尿困難な前立腺肥大の方

(6)医師の判断により前立腺特異抗原の値が2.0ng/ml以上ある方

(7)睡眠時無呼吸症候群と診断された方(8)円形脱毛症の方等


ご使用後に、塗った部位やその周辺に、発赤・発疹、かぶれ、はれ、かゆみ、水疱、にきび等の症状が現われた場合や、月経異常、変声などの男性化の兆候が見られた場合や、誤った使用をしてしまった際には、使用を中止して、薬剤師や医師にご相談下さい。

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ミクロゲン・パスタを使用する際に気をつけることは?

ミクロゲン・パスタは、市販薬の中では、副作用のリスクが高いクラスに指定されている医薬品である事から、次の項目に該当される方は、ご使用前に医師や、薬剤師とご相談の上、用法・用量を守られ使用を開始した方が、良い場合がありますので、その都度状況に応じてお決めになって下さい。

①既往症があり、医師から治療を受けられている方

②薬や化粧品などによるアレルギー症状(発疹・発赤・かゆみ・かぶれ・はれ)を起こしたり、もともとご本人や家族がアレルギー体質の方

③前立腺肥大症ではあるが、排尿困難を伴わない方(特に50歳以上の男性の方は、前立腺腫瘍の罹患率が高くなる傾向がある為、使用前に前立腺検査を受けられてからの使用をお勧め致します。


ミクロゲン・パスタの有効成分であるメチルテストステロンと、プロピオン酸テストステロンの両成分が、前立腺腫瘍の進行を早めてしまう可能性がある為です。


ミクロゲン・パスタの効果を得られていて、継続期間が長い方は、予備の為に定期的な前立腺検査を受けられて下さい。

④重度の心臓病、肝臓病、腎臓病、高血圧又はその既往歴のある方

ミクロゲン・パスタを初めてお使いになられる方や、特に肌が敏感な方は、パッチテストとして、ご使用前に、少量(5mm程度)をテストとして肌が見えないうすい部分に擦りこみ、翌日中に炎症など異常がない場合にお使い戴き、それ以後でも体調の具合により、皮膚系として発疹・発赤、かゆみ、腫れぼったい熱感が起きる可能性があるとされています。


このような症状が、湿布後に生じて患部や体調に異変を覚えた場合は、使用は中止して医療機関や購入された店舗の薬剤師に身体の変調を伝えてご相談して下さい。


ミクロゲン・パスタは、本々即効性があるものではなく、約1~3ヶ月間の継続使用を要しますが、その効果には個人差もあり、一定期間を過ぎても効果を得られない場合は、使用を止めて医師や薬剤師に使用経過を含め、相談してください。


(注)特に65歳以上の高齢の方は、使用時の効き目が少ない傾向にあるとされています。


尚、ミクロゲン・パスタを使用中は、男性ホルモンを含んだ医薬品の使用は避けて下さい。


また、小児の単独での使用は避けて頂き、保護者の指導監督のもとにお使い頂き、保管場所は、品質管理上からも、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所へ保管し、使用期限を過ぎた商品は廃棄して、お子様の手の届かない場所への保管をお願い致します。



万一、目に入った場合は、水やぬるま湯で擦らずに洗い流し、充血や痛みなど炎症が酷く、涙が止まらない場合には眼科を受診して下さい。


ミクロゲン・パスタのクリームは、チューブ内ではやや固くなっていて、出しにくい場合は手のひら等で1~2分温めてからお使い下さい。


一気に強く押すとクリームが、飛び出てしまう時もありますので、チューブ尻から順次軽く押し出すようにして塗布して頂き、周辺の他人へ付着させないようにご注意ください。


万が一、他人へ付着してしまった場合は、石鹸とぬるま湯で洗い落して下さい。

まとめ

ミクロゲン・パスタは、他人には言えない毛の悩みを解消してくれる事に、効果があるとされていますが、過剰に男性ホルモンを皮膚が吸収してしまうと、肝臓やその他の臓器、特に前立腺部に負担が罹ってしまいますので、長期間の塗布の際や、異変が感じられた場合には、すぐに薬剤師や医師にご相談頂き、お使い戴きたいと思います。


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