痛散湯は、製造元である再春館製薬所が、漢方に学びながら研究を繰り返し、未知なる症状に対し、様々な部位で生ずる痛み改善の手助けとして、独自に5つの生薬を配合して商品化されました。
痛散湯の飲み方としては、顆粒(煎じ薬の良さをそのまま顆粒)・煎じ薬(漢方本来の服薬法)タイプの2通りがあり、漢方学による生薬作用が、鎮痛効果を徐々に発揮して、慢性・急性疼痛からの悩みの解消に期待されるお薬です。
痛散湯には、4種類の鎮痛効果がある自然生薬と、痛みに深くかかわる利水作用効果がある自然生薬の、合計5種類の生薬が独自処方配合されていて、規則正しく飲み続ける事で、生薬特有の穏やかな効き目が、身体の痛みや不調不安を取除き改善します。
痛散湯は、再春館製薬所から販売されている市販薬(第2類医薬品)で、ドラッグストア・調剤薬局などで購入できる安全な生薬で、試供薬や通販として、インターネットや電話での媒体を得て、再春館製薬所から手に入れる事も可能です。
【効能・効果】
腰痛、神経痛(三叉・肋間・後頭・腕・坐骨など)、関節リウマチ(急性・慢性)、肩関節周囲炎(四十肩)、筋肉痛、関節炎などで、軽度の発熱があり各処の筋肉が腫れて痛む諸症状時
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痛散湯の成分は?
含有成分として、
痛みに深くかかわる利水作用効果がある(痛散湯水製乾燥エキス0.5g)
鎮痛作用や他の薬物の効能を高め、毒性を緩和する効果がある(マオウ0.6g、カンゾウ末0.4g、)
健胃老廃物浄化作用があり、同時に免疫効果を高める効果がある(ヨクイニン末1.4g)
筋肉や神経の痛みの緩和に効果がある(ボウイ末1.6g)
以上5種が、草根木皮より鎮痛有効成分を抽出して、商品化されたお薬です。
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痛散湯はどんな症状に効果的?
(腰)の痛みの症状として
・同じ姿勢でいると腰回りが痛くなり立ち上がり時にもズキンとした痛みが生じる、座位から立位への移行時の痛み時
・腰から下の痛みやそれに伴う痺れなどの椎骨、神経痛時・(膝)の痛みの症状で、正座も出来ない痛み・立ち上げり始めの膝裏の突っ張りを伴う痛さ
・膝関節における腫れや痛みの動作障害
(肩)の痛みの症状として
・背中がひっぱられるような痛さ
・肩甲骨周辺のこわばり状で、衣類の着脱時や、物を取る際に生じる痛さ等、骨や張り巡っている神経系の障害で、痛みを覚える場合
このような場合に効果が得られるとされている薬です。
痛散湯は坐骨神経痛にも効果はある?
年齢が嵩む毎に、腰の周辺の痛みを感じる事が多くなってきますが、腰痛を発症させる原因として、慢性的な痛みや、ぎっくり腰など筋肉に負担が罹る痛みと、過労や加齢等が原因で、骨・椎間板が変形し、神経を圧迫してしまい痛みが生じる、腰椎椎間板ヘルニア・腰椎脊柱管狭窄症があります。
坐骨神経痛は、坐骨神経と呼ばれる、腰から膝あたりまで伸びている神経に障害起き、腰だけではなく、足の痛みにも関係があるとされています。
坐骨神経痛や、腰痛の原因の究明は、特定される詳細が、はっきり分らない事が多く、逆に一般的にX線レントゲンやMRI検査で診断ができる、椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症になっている方が、坐骨神経痛を訴える事が多いとの事です。
再春館製薬所では、このような坐骨神経痛や、肩関節周囲炎、変形性膝関節症を患っている患者様に対して、痛散湯の効果を科学的に証明する上で、臨床実験を行った結果、自発痛が60%以上改善され、効果があったと、和漢医薬学会や、添付説明書で報告しています。
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痛散湯には副作用がある?
痛散湯命の内服用法・用量は、4歳未満の方の服薬はお辞め頂き、17歳以上の大人の方は服用時間の指定は明記されていませんが随時、1日3回を目安に、1回に1包(1.5g)を水か、ぬるま湯で服用され、4歳以上~7歳未満の方は大人の1/3量、7歳以上~17歳未満の方は大人の1/2量を厳守して服薬なさって下さい。
痛散湯を服用の際は、ジュース類や、他の飲食材と一緒に飲む事や、服薬前後のアルコールを主とする酒類の飲酒はしないようにして下さい。
痛酸湯は、第2類医薬品で副作用が起きる薬ではありませんが、医薬品である事から次の項目に該当される方は、服用時にご注意頂きたいと思います。
①既往症があり、医師から治療を受けられている方
②薬などによりアレルギー症状を、過去におこされた方
③妊婦または妊娠していると思われる方
④授乳中の方
⑤虚弱な方や、免疫抵抗力が弱まっている方
⑥胃腸が弱い方
⑦発汗傾向の著しい方
⑧薬により発疹・発赤・かゆみ等をおこした事がある方
⑨むくみ・排尿困難な方
⑩医師から高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害の診断を受けた方
⑪薬(医療機関から処方された医薬品)を使用している方
などの諸症状がある方は、医師・歯科医師や薬剤師とご相談をされて、使用を開始した方が良い場合がありますので、その都度状況に応じてお決めになって下さい。
また、痛散湯を服薬された後に、次の症状が現われた場合は、副作用の可能性がありますので、直ちに服薬を中止し、医師や薬剤師・登録販売者に身体の変調を伝えてご相談して下さい。
皮膚系部分として発疹が生じる可能性と、消化器系として、吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感が、肝臓機能系として、発熱・全身のだるさ、尿の色が濃くなる(黄褐色~赤褐色)と、明記されていますので、ご注意頂きたいと思います。
また、稀に偽アルドステロン症ミオパチーや、間質性肺炎など重篤な症状を起こす事がありますので、その際は直ちに医師の診療を受けて下さい。
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痛散湯を飲む際に気をつけることは?
過剰なる服用や、飲み合せによっては効果を増してしまい、副作用の原因にもなりかねませんので、用法・用量を守られて服薬されて下さい。
痛散湯は、生薬で即効性がある薬ではない事と、他のサプリメント、薬との弊害は少ないと思われますが、説明書にも明記されている通り、他の薬を服薬されていて、同じ成分の生薬が含有されている場合は、重複にもなりますので、再春館製薬所のお客様相談窓口にお問い合わせ頂くか、医師や薬剤師にお聞きになってから、服薬して下さい。
概ね服薬を行う期間は、症状にもよりますが3ヵ月を目安として頂き、改善が無い場合や、長期になる時は、服用を一旦中止して薬剤師や医師にご相談ください。
痛散湯の保管場所は、品質管理上、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所へ保管し、使用期限の過ぎた商品は廃棄し、小児の手の届かない場所への保管をお願い致します。
また、誤用の原因を防ぐためにも、他の容器に移し替える事は控えるように保管して下さい。
まとめ
痛散湯は、生薬で作られていて、主に神経痛や、筋肉痛、リウマチ、関節痛の部位で効果がある漢方薬です。
顆粒以外に、漢方本来の煎じて服薬できるタイプもあり、成分には変わりがないので、お好みでセレクトできますので、漢方を使用してみたかった方にはお勧めできる薬です。
効果については、臨床試験の実施過程や、結果について和漢医薬学会で発表されていて、信頼度の高い成分が、含有されていると思われますので、西洋医学的な処方で効果を得られない方は、一度お試しになってみるのも良いかと思います。
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