漢方薬をお飲みになった経験はありますか?
漢方は自然界の成分「生薬」を使って病気を改善させたり、体質改善したりします。
病院で出されるお薬と違って即効性はありませんが、ゆっくりと体が変わっていくことが実感できます。
そして、比較的体に負担が少なく、体質をいい方向へと導いてくれます。
食べているつもりはないけど肥満症で太りすぎが原因なのか、年中汗をかきタオルや制汗スプレーが手放せない方はいませんか?
ほかにもむくみやすくて疲れやすい方に「防已黄耆湯」という漢方をおすすめします。
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防已黄耆湯の主な効果・効能は?
防已黄耆湯は、体の水分のめぐりを良くして疲れや痛みを和らげます。
配合成分の防已は、体の水分循環を改善して余分な水分を体外へ排出させるとともに痛みを発散する効果があります。
ソウジュツは水分循環を良くする生薬で防已の効果を助ける作用があります。
オウギは滋養強壮作用があり、体の疲れを回復させ、さらに汗の調節作用をもっています。
胃腸によいショウガや緩和作用のあるカンゾウも含まれており、これらが多汗症や肥満症むくみ、関節に水が溜まる関節炎に改善効果があります。
防已黄耆湯はむくみに効果が期待できる?
夕方になると靴が窮屈に感じたり、夜靴下を脱いだときに靴下の跡がくっきり足についていたりしませんか?
これはむくみです。
血液の流れや水分の流れが滞るとむくみが起こります。
立ち仕事や同じ姿勢で長時間過ごすと起こりやすいですが、むくみもひどくなると、体外に出るはずの毒素が排出されなくなります。
そんなときに防已黄耆湯でむくみを改善しましょう。
防已黄耆湯は、消化吸収を助けながら、余分な水分を取り除き、全身の機能を高めることができます。
胃腸がしっかり機能することで体に必要なエネルギーをつくり、消費がすることが出来ます。
そして、余分な水分を排出することで体を引き締め、水分太りやむくみを改善できます。
むくみがひどいときは防已黄耆湯で改善しましょう。
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防已黄耆湯は多汗症に効果が期待できる?
多汗症のお悩みの方にも防已黄耆湯をおすすめします。
水分が体に溜まって水太り体質の方におすすめします。
このような体質の方は足のむくみ、体の疲れ、汗をかきやすいなどの症状があります。
防已黄耆湯は、水分代謝を活発にして、体内に水が溜まり、起こる疲れや痛み、汗などの症状を改善する効果があります。
先ほども述べましたが、水分の循環を良くして汗の調整をしてくれるのです。
お悩みの方はぜひ一度お試しください。
防已黄耆湯の副作用は?
自然界からの生薬が配合されていますが、漢方にも副作用はあります。
防已黄耆湯を服用して、胃のむかつき、食欲不振が起こることがあります。
慣れてきたらおさまりますが、おさまらない場合は、服用をやめて病院の受診をしましょう。
ほかにもカンゾウを含む漢方と併用してむくみや血圧上昇が起こる「偽アルドステロン症」が起こることがありますので、併用と長期服用にはご注意ください。
また、間質性肺炎や肝機能障害がまれに起こることがあります。
動悸や息切れ、呼吸困難、発熱や倦怠感、黄疸などがでたらすみやかに服用をとめて、専門医に診てもらってください。
防已黄耆湯を飲む際に気をつけることは?
漢方のほとんどは服用は、食前、または食後2時間から3時間たった食間に飲みます。
防已黄耆湯も同様です。
1日7.5gを2~3回に分けて服用しましょう。
なお、年齢や体重などで服用量が変わりますのでしっかり服用事項はお読みください。
持病で病院に通院されている方は、医師へのご相談の上、判断しましょう。
副作用のところで述べましたが、カンゾウやグリチルリチンとの併用にはご注意ください。
まとめ
多汗症や肥満症の方は、夏だけでなく冬の暖房での汗もお悩みの方は多いです。
汗からにおいがでたり、水分調整がうまくいかないことから体が疲れやすかったりします。
体の水分循環は本当に大事です。
防已黄耆湯を飲むことで、多汗症や水分による肥満症改善につながると、体の負担も軽くなり、疲れが軽減します。
即効性はありませんが、体質改善に防已黄耆湯をおすすめします。
じっくり体質を変えていきましょう。
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