首のコリコリとしたしこりは、日常生活であまり気にしない場所の為に、痛みなどが伴う不快感が無い限り、知らないで放置されるケースがあります。
首のコリコリとしたしこりは、偶々入浴中に首筋を洗った時や、寝起き時の首筋のこりや、衣類を身に付ける際などに、耳の裏下や首に触れる事で初めて気が付き、頭部から頸椎のコリコリ腫れの違和感が、一瞬の心配から生じる疲労感や、不安を招いてしまいます。
首は、重たい頭を支え、血管・神経・筋肉・関節・リンパ節など、複雑な仕組みが多数ある大事な部位ですので、異変を感じたらまずはご自分で、触診をする事を、お勧め致します。
首にコリコリしたしこりは、多くの場合、この部位周辺にはリンパ節があり、リンパの腫れが原因とされていますので、症状(5mm以内)にもよりますが、経過観察で良いと思われます。
しかし、症状しだいで、首にコリコリしたしこりは、無痛であってもそれ以後に、周囲の神経を刺激して炎症を起こし、コリや痛みだけでなく、骨までにも影響を及ぼす可能性がありますので、医療機関の窓口で、症状経過を話され、専門の診察科へ受診されるのが良いかと思います。
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主な原因は?
首のコリコリやしこりは、その患部から周辺にかけて、微弱の電気が生じ、神経や筋肉を刺激し、炎症を起こさせていると言われています。
さらに、リンパは血液同様に身体中流れていていますが、耳や頸椎部分のリンパ節は、皮膚の近い付根部分にある事が、さらに症状を感じやすいとも言われています。
しこりは、腫瘤とも呼ばれていますが、首のしこりは、頭頸部の悪性疾患が原因で生じる可能性が高いと、医学データからほぼ解明されているようです。
首のしこりが1cm以上で、痛みが有れば炎症、無痛時はリンパ腫の疾患を基本として予測しますが、稀にリンパ節が腫れ炎症が軽度時や、慢性リンパ節炎時などは、リンパ腫以外でも無痛の場合があるとの事で、一概に無痛だから、リンパ腫とも言えないようです。
病気の可能性もあるの?
首のコリコリとしたしこりは、様々な条件が合い重なって、軽度の症状から重度の疾患を招いてしまう事もありますので、自己判断は避けた方が良さそうです。
重篤な病気にならない為にも、素人の判断としても、しこりの大きさ・硬さ・可動性にご注意頂きながら、安易には考えずに、医療機関を受診するのがベストと思います。
以下に病気として疑う疾患を明記しておきますので、お気付きの点がありましたら、参考にされて下さい。
①感冒やウイルスによる扁桃腺や咽頭痛、虫歯など
②アトピー性皮膚炎やアレルギー症状
③結核菌リンパ節炎
④慢性リンパ節炎
⑤悪性リンパ腫
⑥血液癌(誘発)
⑦粉瘤種
⑧皮膚の荒れや、毛穴などからの細菌侵入時
リンパ節が炎症を生じた後に、熱が生じる原因は、リンパ内に侵入した菌や、ウイルスを死滅させるために免疫器官が作用している為で、感冒と似た症状が起こります。
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解消する方法は?
首のコリコリを解消する先決は、リンパ系が原因の場合は、医療機関の受診で適切な治療をされる事が一番と思います。
また、軽度の場合や予防としては、皮膚を清潔にして新陳代謝を向上させ、皮膚や血液に栄養成分が行き届く、栄養バランスの良い摂取や、適度の運動、入浴、睡眠を日々行い、心身にストレスの罹らない生活習慣をされ、免疫力を維持できる身体づくりが大事です。
最近では、首筋周辺のマッサージは、リンパ球を破壊してしまい、リンパ本来の機能が無くなってしまうと言う、情報もありますので、血流の流れを目的としたマッサージは、さする程度にされて下さい。
首のコリコリとしたしこりの症状によっては、温めたり、冷やしたりすると、その逆効果になる事もありますので、ご注意ください。
おすすめの市販薬もある?
首のコリコリを解消する市販薬として、生薬である
葛根湯
排膿散
排膿散及湯
これらはリンパの腫れを抑え、膿を出す作用がありますので、適用する可能性があると思います。
また、処方箋西洋薬である、抗生内服・軟膏剤と、生薬の併用が効果を更に増すと思われますので、医師や薬剤師にご相談下さい。
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予防する策はある?
首のコリコリとしたしこりの症状を起こす原因の一つに、血液の循環が悪くなって筋肉や、血管自体に脂などの老廃物が溜まり、コリコリとしたしこりが生じます。
そこで、血流を良くする食事や運動、ストレスを生じさせない生活環境作りなどの、生活習慣の見直しや、リンパの流れを良くするのは、適度な身体を温める事が必要ですので、入浴や、軽い耳裏、首筋、鎖骨のマッサージをされるのが良いかと思います。
まとめ
しこりは、一度気になると不安がたかまり、自意識過剰にもなってしまいます。
しかし、放置しておく事も、稀に悪性リンパ腫と言った、重篤な病気を起こしてしまいます。
御自分の身体は、自分で守らないといけませんが、不安な日々を過ごすより、医療機関を受診され、適切な治療以外に安心を得る事は間違いありませんので、早期の受診をお勧め致します。
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