ケガや病気の中でいちばん困る場所が、お口の中ですね。
絆創膏などを貼る事もできないし、お薬を塗ってもすぐ流れてしまい完治には時間がかかります。
なにより痛みのせいで食べる事の楽しみが半減されてしまうのは悲しい事です。
舌が痛いと会話をするのもおっくうになってしまい、気分が沈みがちになりそうです。
そこで今回は、特に「舌の横が痛くなった」ときに考えられる原因や治し方をまとめていきます。
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痛む原因は?
単純に歯と舌の横側が当たっているとか、舌を噛んでしまってケガをした覚えはありませんか?
その他に、アレルギーや菌などによる炎症も考えられます。
またストレスや栄養不足からの影響やドライマウスが原因の口内炎になる事もあります。
口内炎にお悩みの方にはこちらの記事もおすすめです
→デンタルクリームの口内炎や口角炎への効果について解説
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考えられる病気は?
・金属アレルギー
歯の治療で使われる詰め物や支える部品に金属が使用されている事があります。それが舌に触れる事でその部分に炎症が起きている可能性があります。
・カンジタ菌
元々体の中に持っている菌なのですが、疲れやストレスが原因で免疫力が低下してしまうと口内炎のような症状が出ることがあります。
・ドライマウス
口呼吸を続けていると、お口の中の水分が奪われやすくなります。また、唾液の分泌量は加齢とともに減少していくので、不潔になりやすく炎症がおきやすくなります。
口呼吸から鼻呼吸に変えたい人は参考にしてください↓
・シューグレン症候群
自己免疫疾患の病気で難病に指定されている病気です。
原因はよくわかっていませんが、女性に多い病気と言われている事から女性ホルモンに関係があるのかもしれません。症状のひとつにドライマウスがあります。
・舌痛症
40歳を過ぎた女性に多い病気といわれています。
更年期障害、ストレスなど精神面の不安からひきおこされる事が多いです。
ヒリヒリと焼けるような痛みで痛む部分もどんどん変わり、時に日常生活に支障をきたす事もあります。
・舌癌
人によって痛みはあったり無かったりするので、悪性かどうかを判断する決め手にはなりません。
しかし、治りにくい口内炎やシコリなどがあるようでしたら、早めの受診をオススメします。
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痛みをなおす方法は?
歯と舌が当たる面の不快は、歯医者で歯を削るなどの治療をお願いしましょう。
歯の詰め物の金属によるアレルギーは(まずはその金属が原因であるか調べるパッチテストが必要かもしれません)、セラミックなどと交換して貰うようにして原因物質を取り除く事が第一です。
ただ、金属が唾液によって溶かされ体の中に吸収される事により、他にも症状が出ているかもしれません。
単に交換して取り除いても、体の中で蓄積されたものは、代謝されるまで何か月かかかってしまいます。
必要であれば、病院で診てもらうのがいいでしょう。
カンジタ菌などによる炎症は、抗真菌薬であるうがい薬や塗り薬、内服薬が必要になりますので、内科を受診しましょう。
常在菌であるカンジタ菌などは、普段であれば悪さをするような菌ではありません。
ただし、疲れやストレスで免疫力が低下したり、偏った食事で栄養不足になったりすると、なにかしら影響となって出てきます。そんな時は必要に応じてサプリメントで補うようにしても良いでしょう。
また菌の繁殖を最小限にするためにも、不潔にならないように潤いにも気を付け、口腔ケアには常に心がけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
舌は痛みを感じやすいデリケートな部分です。
会話をする時にも大切な役目をしていますし、味覚を感じてその美味しさを教えてくれるのも舌です。
そんな舌のあるお口の中は、常に粘膜が外にさらされている状態で、治るにも時間がかかってしまいます。
だからこそ、いつまでも美味しいものを楽しんで食べられるように、口腔ケアをしてトラブルを防ぎましょう。
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