ムヒAZ錠 効果 副作用

ムヒAZ錠はどんな薬?

ムヒAZ錠は、身体の広範囲で起きる、皮膚の炎症である痒み・はれや鼻炎・鼻水・鼻詰り・涙目・頭重などの不快な症状を止める内服薬です。


ムヒAZ錠の含有成分である、第二世代抗ヒスタミン成分“アゼラスチン塩酸塩”を配合する事により、服薬後のかゆみ止めの持続効果を、長時間である12時間、効かせる為に開発された“飲むかゆみ止め”です。


ムヒAZ錠は、第一世代の抗ヒスタミン成分である症状を抑制するだけの作用に加え、炎症を起こす原因となるアレルギー物質本体を抑え込み、更に症状の悪化を進行させないと言う、3つの作用効果が合い重なって、今までにないタイプのアレルギー対処薬が開発されました。


医学同様に薬学も日々進化し、ムヒAZ錠は、第一世代の抗ヒスタミン剤を服用後に生じていた眠気や、咽の渇き副作用の数点についても改善され、持続性と広範囲の炎症に効した本薬ムヒAZ錠と、従来から商品化されていて即効性や点塗り面塗りに適した“塗り薬タイプのムヒ”との使い分けができるようになりました。


ムヒAZ錠は、池田模範堂から販売されている第2類医薬品(ドラッグストア・調剤薬局で購入)に属する飲むかゆみ止めです。


主成分として、アゼラスチン塩酸塩2mgが、アレルギーの原因となるヒスタミンやロイコトリエンの作用を抑えて、皮膚や粘膜の炎症である蕁麻疹や湿疹、鼻炎等を鎮静緩和し、不快感を取り除きます。


添加物として、乳糖・クロスCMC-Na・セルロース・ステアリン酸Mg・ヒドロキシプロピルセルロース・無水ケイ酸・ヒプロメロース・タルク・酸化チタン・マクロゴールが使用されています。
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ムヒAZ錠はどんな症状に効果的?

皮膚の炎症である慢性的な疾患よりは、花粉症やゴミ黙り、粉塵、温度差のある移動時に生じる蕁麻疹や、湿疹、かゆみ、鼻炎などの急性的な症状に対し緩和剤として効果が持てる薬です。


【効果】湿疹・蕁麻疹・かぶれでの皮膚の腫れや痒み、花粉や粉塵、ハウスダストなどによる鼻炎などの諸症状に効

ムヒAZを飲むタイミングは?

ムヒAZ錠を飲むタイミングは、添付されている服薬用法用量によると、朝食後と就寝前の2回服薬して下さいと明記されていますので、その用法用量を守られ服薬してください。


ご注意頂きたいのは、抗ヒスタミン剤を飲むことによって、体内では炎症を緩和し効果が良くなりますが、反対に記憶力や判断力の低下を起こし、身体全体の作業能力低下を招く可能性がありますので、お仕事や学習に負荷がかからないよう、活動時間帯を考慮にいれて服薬してください。

ムヒAZ錠の副作用にはどんなものがあるか?

ムヒAZ錠を服薬する時は、定められた用法・用量を遵守してお使い頂きたいのですが、第2類医薬品指定の薬ですので、一般的な副作用が生じる場合があります。

【一般的な副作用】

ムヒAZ錠を服用した場合に、皮膚系として発疹・発赤が生じる可能性と、消化器系として腹痛や吐き気・嘔吐、食欲不振、胸やけ、胃部不快感と、肝機能障害として黄疸、全身のだるさ、精神神経系として頭痛や眩暈、倦怠感、手足の痺れ、循環器・呼吸器系系として、動悸、息切れ、泌尿器系として排尿困難、頻尿、血尿、その他として顔面ほてり、口内炎、口や鼻の乾燥があると明記されていますので、アレルギー症状を起こした事のある方や、既に腹痛や胃腸に異常がある方、精神神経系に疾患をお持ちの方は、ご注意頂きたいと思います。


ムヒAZを服用後、体調に異変(口のかわき、便秘、下痢、眠気)を感じた際には、服用は止めて頂き、医療機関や購入された店舗の薬剤師に身体の変調を伝えてご相談して下さい。
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ムヒAZ錠を飲む際に気をつけることは?

ムヒAZ錠は、既往症が無い方には急に副作用が起きる薬ではありませんが、医薬品である事から次の項目に該当される方は、服薬時にご注意頂きたいと思います。

①医師から治療を受けられている方

②本剤を長期間服用され、効果が得られなかった方

③授乳中や、妊婦や妊娠をしている方

④アレルギー症状がある方(過去にもあった方)

⑤抗ヒスタミン剤を配合しているため、眠気を起こす事があります。

⑥高齢者の方(新陳代謝機能が年齢と伴に低下してくると、解毒作用が悪くなり、薬剤の効果がより強くなる場合があります。)

⑦アトピー性皮膚炎やその要因があると診断を受けた方

⑧気管支喘息の診断を受けた方

⑨発熱や咳、黄色い粘り気のある鼻水など風邪が酷い方

⑩皮膚炎時・鼻炎時の症状が、うわべ的に見極が付かない方


などの諸症状がある方は、服薬後に体調の変化が起きる可能性がありますので、医師や薬剤師と十分なご相談をされて、服薬を開始した方が良い場合がありますので、その都度状況に応じてお決めになって下さい。


また、ムヒAZ錠は、年齢で服薬量を限定明記しています。


15歳未満の方の服用はしない事と明記されており、15歳以上の方は、1回1錠を1日2回とし、朝食後及び就寝前に服薬して下さい。


ムヒAZ錠を服薬する時は、噛まずに、多めの水・ぬるま湯で服用して頂き、制酸剤・牛乳・ジュース類や他の飲食材と一緒に飲む事や、服薬する前後のアルコール類の飲酒はしないように定められた用法用量の服薬をなさって下さい


なお、高齢者や小児童が服用する場合は、錠剤で服用しやすい薬ですが、咽や食道気管等に付着して詰まらない様、口内を潤してから飲まれるよう工夫されて下さい。


ムヒAZ錠の保管場所は、品質管理上、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所へ保管し、使用期限の過ぎた商品は廃棄し、小児の手の届かない場所への保管をお願い致します。


また、誤用の原因を防ぐためにも、他の容器に移し替える事は控えるように保管して下さい。


概ねの服薬期間として、鼻炎は2週間・皮膚の炎症で軽減や振り返しがある時は1週間を目安として頂き、改善が無い場合は薬剤師や医師にご相談ください。


ムヒAZ錠を服薬中は、他のアレルギー系・喘息・睡眠薬の薬を使用する事は、基本的にお辞めください。注)含有成分によっては服薬が可能な医薬品もあります。

まとめ

ムヒAZ錠は、第一世代の抗ヒスタミン薬で主流であった皮膚のかゆみ、腫れの緩和・拡大抑制に加え、アレルギーを誘発する物質を先に抑える抗アレルギー作用、炎症を悪化させず、抑制緩和を持続させる抗炎症作用の2つが追加された、より副作用が起きにくい薬です。


しかし、その用法用量や体調の具合で、重篤な病気になる可能性もありますので、服薬時は体調の変化に注意され服用なさって下さい。

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