女性にとってデリケートゾーンのトラブルはとても厄介ですよね。
そんな厄介なトラブルを解消してくれるのがクロマイ膣錠です。
なんだか痒い…
おりものの臭いが気になる…
そんな症状が出た時には病院で処方してもらうと良いでしょう。
しかし、クロマイ膣錠とはいったいどんなお薬なのか。
気になる人のために、クロマイ膣錠の効果や効能、入れ方まで解説したいと思います!
[ad#ad-1]
どんな薬?
クロマイ膣錠は第一三共が販売している膣用剤です。
主な成分はクロラムフェニコールという、バクテリア由来の抗生物質になっています。
クロラムフェニコールは多くの微生物に対して殺菌・抗菌作用を発揮してくれる抗生物質で、細菌性膣炎に効果があるお薬です。
どんな症状に効果的?
主成分であるクロラムフェニコールが細菌性膣炎に効果を発揮すると書きましたが、細菌性膣炎とはどんなものなのでしょうか。
細菌性膣炎とは、普段から膣内にいる細菌が急激に増えることで起こる膣の炎症です。
若い女性の10%がなっている、それほど珍しくない膣炎なんだそうでうす。
主な症状は以下の通り。
・魚の生臭い臭い
・灰白色のおりもの
・排泄時にしみる
・軽い痒み
細菌性膣炎と聞くと、カンジダかな?と思う人もいるかと思いますが、細菌性膣炎とカンジダは別ものなので混同しないようにしましょう。
[ad#ad-1]
カンジダに効果がある?
細菌性膣炎に効果のあるクロマイ膣錠ですが、同じ膣炎ならカンジダにも効果があるのでしょうか??
結論から言うと、クロマイ膣錠はカンジダには効果がありません。
むしろカンジダの時に使用すると悪化する場合があるので使用してはいけません。
カンジダの原因はカンジダ属の真菌です。
つまりカビ菌が原因なわけです。
同じ菌でも、細菌とカビ菌では全くの別ものなので注意しましょう!
カンジタ膣炎をわかりやすく動画で解説↓
入れ方は?
クロマイ膣錠はその名の通り錠剤です。
病院で医師が膣に入れてくれることもありますが、ほとんどの場合1回薬を挿入しただけで完治することはなく、自宅に帰って自分で薬を挿入しなければいけません。
自分で膣内に薬を入れるなんて怖い…と思う人もいるかもしれませんが、コツさえつかんでしまえば難しいことではないのでしっかりチェックしておきましょう!
クロマイ膣錠を入れるタイミングは、とにかくリラックスしている時が良いでしょう。
入浴後やトイレのあと、就寝前がおすすめです。
①手指を清潔にする
②リラックスできる体勢になる
・両ひざを曲げて深い前傾姿勢
・椅子に浅く座る
・片足を高い台の上にのせる
・横になる
③錠剤を人差し指と中指で挟んで膣内に挿入する
・この時、斜め後ろ、上方に向かって入れる
・なるべく奥まで
④最後に手指を清潔にする
特に錠剤を挟んだ指は念入りに
手を洗った時に錠剤を持つ指先以外は濡らしたままにしておくと、膣内に挿入するときにスムーズに入ります。
[ad#ad-2]
入れた後気をつけることは?
クロマイ膣錠を入れた後は薬が溶けだして下着を汚してしまうことがあります。
しかし効果がないと言うわけではないので安心してくださいね!
ただし、溶けだしたままにしておくと不衛生なので、おりものシートなので対処するようにしましょう。
また、入れた後すぐの激しい運動は薬が溶けだしやすくなってしまうので避けるようにしましょう。
シャワーやビデで膣内を洗浄するのもNGです。
せっかく入れた薬が流れ出てしまいます。
就寝前に入れると、その後長時間横になっているので薬が溶けだす量が少なくて済むので、下着を汚したくないなぁという人は就寝前に入れることをおすすめします。
妊娠中も使える?
妊娠中はどうしても膣のトラブルが多くなってしまいます。
そんな時、クロマイ膣錠は使用できるのでしょうか??
一見膣内に殺菌効果のある薬を入れるなんて赤ちゃんに影響がありそうで不安になりますが、基本的にクロマイ膣錠は妊娠中にしようしても赤ちゃんに影響することはありません。
妊娠中でも安心して使用してください。
むしろ、膣内のトラブルを放置したままにしておくと、出産時に赤ちゃんに感染してしまう恐れがあって危険です。
妊娠中にクロマイ膣錠を使用する際には、使用前に必ず医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。
まとめ
細菌性膣炎は1度完治しても免疫力が下がるとすぐに再発してしまう厄介なものです。
症状が見られたときにはすぐに病院を受診してクロマイ膣錠を処方してもらいましょう。
自分で薬を入れるのに最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れてくれば自分なりに入れやすい体勢が見つかるので難しいことではありません!
また、妊娠中でも医師に相談したうえで使用が出来るのもうれしいですね。
妊娠中はどうしてもホルモンバランスが崩れて膣炎になりやすくなってしまいますから…。
以上、クロマイ膣錠の効果・効能、入れ方等の解説でした。
女性特有の症状にお悩みの方にはこちらの記事もおすすめです
→ツムラの女性薬ラムールQの効果・効能や副作用について解説
[ad#ad-2]