ホクナリンテープ 効果 副作用



風邪の症状から気管支炎や気管支喘息へと移行することは多く、特に小さな子供さんなどは、風邪やインフルエンザなどが要因となり喘息の発作をおこしてしまう事がありますよね!


小さな子供さんが息苦しそうにしている姿は、傍で見ていても心苦しいものですが、現代医学の進歩により多種多様な薬が開発され安全性や優れた効果などが期待されるようになりました。


今まで、飲み薬などで喘息や気管支炎などの症状を改善していたものが、今日ではテープを部位に貼りつけるだけで劇的な効果が期待できるようになり医学の進歩に驚きを感じているほどです!


しかし、貼り付けるだけの薬と安易に考えると、とんでもない事にもなりかねない為、その使用量や使い方・貼り方についても注意しなければなりません。


今回は、そんな喘息や気管支炎の症状を皮膚に貼り付けるだけで改善できると言う、ホクナリンテープについて解説をいたします。

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ホクナリンテープとは?

ホクナリンテープとは、気管支滑筋にある交感神経のβ2刺激剤に分類されており、気管支を広げ、喘息や気管支炎の症状を和らげる気管支拡張薬のテープ剤の事です。


有効成分であるツロブテロールが皮膚からゆっくり吸収されて血管に入り、血液の流れで気管支まで運ばれて作用する為、狭くなっている気管支を広げ息苦しさを改善するとされています。

ホクナリンテープの体重別・年代別使用量はどのくらい?

ホクナリンテープを使う場合、その使用量は子供の体重や年齢に関係している為、医師に子供の体重・年齢の告知をすることが大切です!


主な体重別・年代別の使用量は以下のようになりますので参考にしてみてください。
 
・大人・・・・2mg
 
・9歳以上・・・2mg(30kg以上)
 
・3歳~9歳未満・・・1mg(15kg~30kg未満)
 
・6か月~3歳未満・・・0.5mg(15kg未満)

この目安で臨床効果が期待できるように作られている為、医師の指導を守って使う事が良いようです!

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ホクナリンテープの効果的な使い方・貼り方は?

ホクナリンテープの効果的な使い方としては、1日一枚貼る事で24時間効果が続き、結晶レジボアシステムによって有効成分のツロブテロールを少しずつ皮膚へ浸透させることから、8~12時間後に濃度が一番高くなります。


その時間帯に合わせて貼る事で咳の出る時間帯を回避することができてぐっすり眠れると言う事になります!


貼る部位は、胸部・背中・上腕部のいずれかに貼りますが、どの部位に貼っても血中濃度に大差はないとされていますが、気管支に作用する薬である為、気管支の部分に近い上半身に貼る事が良く、一日おきに貼る場所を変える事で皮膚のかぶれや炎症の回避に繋がるものと考えられます。


また、汗をかいていたならよく拭いてから貼り付ける事がたいせつであり、張り替え時はお風呂上りに行う事で良い効果が得られると思われます。

ホクナリンテープを貼って震えが出ることがある?

ホクナリンテープは皮膚に貼る薬である為、副作用の心配をする人は少ないと思われますが、心臓の働きを高めて呼吸を楽にする気管支拡張薬であることから動悸、不整脈、血圧の上昇、手足の震えなどの副作用があります。


特に心臓部の近くに貼る事で心臓への負担も考えられる為、貼る場所を変える事で楽になると思われますが、先ずは剥がして医師に相談することが大切です!

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ホクナリンテープの使用期限は?

基本的には1日1枚を貼り付けるだけで24時間の効果があり、途中ではがれた場合でも貼ってから半日程度経っている時は、12時間後に70~80%の薬が皮膚から体内に浸透している事が報告されている為、12時間以降であれば貼りなおさなくても効果は得られるようです。

まとめ

ホクナリンテープは大人や子供に対しても広く使用されている薬であり喘息や呼吸が苦しいなどの症状に高い効果が期待できるものですが、貼り方や使用量を間違えると副作用も現れる為、使用するときは医師の指導をよく守る事がたいせつです。


また、気管支拡張薬であるため気管支を広げて呼吸を楽にするための薬であり、喘息や気管支炎などの咳を止めるテープ剤ではないと言う事を頭に入れて使用することが必要だと言えます!


以上、ホクナリンテープの体重別使用量や使い方・貼り方についての解説でした。


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