緊張している時や静かにしていなければいけない場所にいるときに限って、お腹の音は鳴りますよね。
私自身かなりお腹が鳴る方で、どこにいても、何をしていても鳴ることがあります^^;
笑って済ませれる方は良いのですが、お腹が鳴るのを異常に気にして病気になってしまうこともあるのです。今回は、お腹が鳴ること、それの対処法などについてまとめてみました。
[ad#ad-1]
お腹がなる主な原因は?
まず、お腹が鳴る仕組みですが、1つは、食べた直後の胃の消化の音ですね。
これは、聞いてもなんとも思いません。皆さんが、わかっているからです。あっ、胃が動いているんだなぁって感じています。しかし、先にも出てきましたが、静かなとき、食事前に鳴る、あのグーッという音、恥ずかしくなりますね。
まるで、お腹すいたから、ご飯食べたい!と体が催促しているみたいです。
この原因は、胃が強く収縮してそれが小腸にも伝わり、小腸も収縮運動を行います。どんどん収縮運動が伝わり、収縮運動で胃や腸の中を空っぽにします。空腹期収縮といいます。
その中で鳴るお腹の音を腹鳴といいます。つまり、私たちが困ってしまう、グーという音は空腹期収縮です。
空腹期収縮は、不規則で消化したときに溜まった空気の移動や食べ物と消化液の混ざったものの移動で音が鳴るのです。
お腹がすくと、脳がエネルギーを入れようと、胃に対して空っぽにするように指令を伝えます。意は指令どおり、空っぽにするために空腹期収縮運動を行います。それが小腸などに伝わっていきます。
多くの音に原因は、ガス、つまり食べるときに一緒に吸い込んだ空気とも言われています。
つまりお腹が鳴るのは、おなかの掃除の状態と思えばいいのですが・・・静かなところで鳴ったり、お昼前に鳴ったりしたら、恥ずかしくなりますね。
[ad#ad-1]
病気の可能性もある?
しかし、お腹があまりにも鳴ると病気では?と心配になりますね。
では、お腹がなるとき、どんな病気が考えられるのでしょう?
まずは、お腹がなるときに下痢や腹痛、便秘や吐き気を伴う症状があるとき過敏性腸症候群の疑いを考えられます。
日本人に多いです。電車で急に下痢になったり腹痛になったりするコマーシャルを見たことはありますか?まさに過敏性腸症候群の代表的症状ですね。
原因は、はっきりしませんがストレスや緊張、プレッシャーなどが考えられます。検査をしても異常がないということが多いのがこの症状です。
さらに胃腸炎です。読んで字のごとく、胃や腸で炎症が起こっており、それが原因でお腹が鳴ります。原因は、ストレス、細菌、ウィルス性など考えられます。腹痛、下痢、嘔吐を伴い、お腹の不調によって、お腹が鳴るのです。もし、体調のおかしさを感じたら内科や消化器科に受診しましょう。
逆流性食道炎の疑いもあります。
よく聞きますね?
逆流性食道炎になる方も多いです。胃の中で食べ物を溶かすのが胃酸ですが、この胃酸が食道のほうへ逆流して食道が炎症を起こしてしまうのです。口の中が酸味を感じたり、なにかこみ上げてくるような感触、吐き気、むねやけなど感じたら気をつけてください。刺激物、カフェインなどを避けてください。さらに悪化するようなら病院でしっかり治療することが大事です。
何回も繰り返しなる方もいますので気をつけてください。
[ad#ad-1]
呑気症はどんな病気?対策は?
また、お腹が鳴るときに考えられる病気の1つ、呑気症があります。
この呑気症をみていきましょう。
この病気は、食べるときや呼吸の中で空気をたくさん吸い込んでしまう病気です。
食事のときに空気は、ある一定量、口に入ります。しかし、呑気症の場合は、食事のとき以外でもたくさんの空気が体内に入ってしまうのです。
そのため、お腹が鳴りやすく、ガスも溜まりやすく、おならやお腹が鳴ることが多くなるのです。
原因として考えられることは、早食いや精神的ストレス、日常、口を開きがちだったり、歯をかみしめたりするなどのことがあげられます。炭酸飲料の飲み過ぎも呑気症になりますので注意が必要です。
それではどんな対策が考えられるでしょう?
まずはゆっくり食事の時間を取ることです。ゆっくりかみ締めて食べることで空気が体に入ることを軽減できます。あわてていると、一気に食べますので、空気も一気に入ります。
まずは時間をかけて食事をしましょう。
さらに、ストレスですが、自分の苦手な場面、苦手な仕事などストレスを感じることに対して、深く考えたりせず、まわりの方に助けてもらったり、愚痴を聞いてもらったり、苦手を克服したときに自分にご褒美を作ったりしてストレスとうまく付き合っていきましょう。
炭酸飲料も飲む量を考えてとりましょう。
[ad#ad-1]
お腹が鳴って苦しい!お腹が鳴るのを止める方法に薬は効果的?
お腹が鳴るには、食べ物や生活習慣が原因のこともありますし、病気が潜んでいる場合もあります。
効果的な薬としてあげられるのは、
セレキノン
腸内のぜん動運動をゆるやかにする作用があります。
消化運動が活発なときは抑制して、低下しているときは活発にしてくれるお薬です。
先にお話した空腹気収縮のとき、胃や腸は活発に動きます。その影響でお腹がなることはお話しましたが、その活発なときに動きを軽減する効果があります。
そうすることでお腹が鳴ることを防ぐのです。ほかにも腹痛、吐き気やげっぷ、過敏性腸症候群の治療にも効果があります。
しかし、妊娠中や授乳中、薬のアレルギーをお持ちの方は、服用を避けましょう。
ロペミン
ロペミンは、腸の運動を抑えるお薬です。腸の中の水分の吸収を増やすため、下痢止めになります。子供から大人まで一般的に使われていますが、下痢の原因を治すお薬ではなく、下痢を止めるお薬です。
服用を止めたら、また下痢が起こる可能性があります。さらに細菌性のO-157などに感染しているときに服用すると悪化する可能性がありますので、服用の際は気をつけてください。
一部の胃腸薬や下痢止めと服用もおすすめしません。
妊娠中の方、授乳中の方、薬アレルギーの方もおすすめいたしません。リトナビル、イトラコナゾールといったものとの併用も避けてください。
服用の際は、しっかり副作用や注意を読んでから服用しましょう。
ガスピタン
では、ガスピタンはどんなお薬でしょう?
この名前は、よくテレビで聞きなれていますね。
このお薬は、お腹が張ったり、おならが出やすい、悩みの方に指示されています。便通を整えて、便秘を解消してくれます。
水なしで飲めるのが特徴で、いつでも飲みやすくて安心ですね。
ガスピタンは、お腹に腸に溜まっていたガスを出しやすくしてくれます。それは、ガスピタンの成分が整腸採用があるからです。
ただ、対象年齢は15歳以上です。水なしで飲める上にヨーグルト味で飲みやすいですが、あくまでも成人対象ですので気をつけてください。
下記記事でより詳しく書いております
→ガスピタンの効果・効能と副作用について解説
ビオフェルミン
腸の働きをよくするために善玉乳酸菌を含んだお薬で、悪玉菌の抑制をして腸内環境を整え、善玉菌を増やし、腸内環境のバランスを整えます。下痢や便秘に効果があります。
腸の動きが整うということは、お腹の膨張感の軽減にもなります。
お腹がなるときに、ガスが溜まりすぎたり、食べ物が残っていることが原因で起こることをお話しましたが、腸の動きがよくなるとこのお腹の音も減るかもしれません。
お腹が鳴るのは、自然の摂理のように感じますが、実際誰かいる中で、お腹が鳴ることは、恥ずかしいです。お腹空いていないのに・・・お腹の音が頻繁に起こり、困る・・・方も多いです。原因を知り、その症状に合った対策をおすすめします。
腹部膨張感を緩和します。
下記記事でより詳しく書いております
→新ビオフェルミンS錠の効果・効能と副作用について解説
上記市販の薬でも良いのですが、お腹が鳴るのがなかなか治まらなかったり、下痢や他の症状も伴う場合は病院で診てもらいましょう。
[ad#ad-2]
薬以外でお腹が鳴るのを止める方法は?
ガスを抜くために、「ジャンプ」をするのも効果的と言えるでしょう。
縄跳びやトランポリンなどがおすすめです。これは、便秘にも効果的です。
「合谷(ごうこく)のツボ押し」もしてみてください。親指と人差し指の間のくぼんでいる部分を逆側の指で心地よいくらいぎゅっと押します。この合谷というツボは、便秘、花粉症、下痢、頭痛、ダイエットなどいろいろな症状にも期待できますのでぜひ覚えておきましょう。
「お腹を膨らませる」ことも、効果的です。大きく息を吸い込んで膨らませた状態を少しキ-プしましょう。ほらっ、お腹が鳴るのが止まったでしょう?
「背筋を伸ばす」ことも重要です。長い時間パソコンやゲ-ム、スマホに向かっていると自然と猫背になっていませんか?丸まっているとお腹がなりやすくなります。
「背中をトントンたたく」ことも、胃にたまっている空気を腸に送ることができるので効果的です。
「ゲップ」を出すことも良いのですが、なかなか思うようには出せないのがつらいところですね。
[ad#ad-1]
日常的に気をつけることは?
腸内環境が悪くなると悪玉菌が増えます。善玉菌を増やすには、ヨーグルトや乳製品を積極的に摂取するようにしましょう。
脂っこい食べものや炭酸飲料、過度のアルコ-ル摂取やカフェインの入った飲み物などはなるべく避け、食物繊維も欠かさず採るようにしましょう。
りんごは手軽に食べられる万能食材ですよね。
りんご+ヨ-グルトを合わせて食べるのがおすすめです。朝がパン食の方は要注意です。
パンはすぐに消化するのでお腹が鳴りやすくなります。早食いも空気を飲み込みやすくなるため、ゆっくりと時間をかけご飯をいただきましょう。暴飲暴食をしないことです。
まとめ
いかがでしたか?お腹が鳴ってつらい経験をした方も多いかもしれません。
「腹鳴恐怖症」という症状があります。お腹が空いているわけではないのに、グウグウと音が鳴ることで他人の目が必要以上にきになって不安や恐怖心を感じてしまうことです。
対人恐怖症や神経症の一種ですが、病院を受診した場合は、精神安定剤を処方されます。同時に整腸剤などお腹を整えてくれる薬も処方されるので、気になる方は受診してみるのも一つの手です。
メンタル的に、ポジティブに気持ちを切り替えて、「お腹が鳴るのはみんな一緒だし、恥ずかしいことは全くないんだ」とあっけらかんと考えるようにすると良いですよ。だって、お腹が鳴らない人なんていないのですから!お腹が鳴るのは、正常に腸が働いている証拠なのです。会社のストレスなどを抱えている人は精神的に鳴りやすい場合があります。自分のためにリラックスする時間を作ってくださいね。
お腹のガスが気になる方にはこちらの記事もおすすめです
→お腹が張って痛いのはガスが原因?効果的な治し方は?
[ad#ad-2]