子どもでなくても、思わぬ所で転んでしまったり、台所で指を切ってしまったりと、日常生活の中でついケガをしてしまう事はよくありますね。
そんな時の処置はどうされていますか?
キズの程度や状態にもよると思いますが、病院にいくほどのケガではない時は、まずは洗浄して消毒ですね。
そんな時に家庭でお役に立つのが「マキロンS」です。
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マキロンSはどんな時に使うのか?
擦り傷、切り傷、靴ずれなどのキズができた時の殺菌・消毒をしたい時に使います。
マキロンSは、殺菌消毒や抗炎症作用の成分だけでなく、傷の修復を助ける成分や、痛みやキズが治る過程に出てくるかゆみを止めるという成分が入っています。
その他に、痔疾の場合の肛門の殺菌・消毒にも用いられます。
マキロンSを使うタイミング
人間の体はたいていの傷は自然に治るようになっています(自然治癒力)。
それよりも心配なのは「二次感染」を起こしてしまう事です。
「たいしたキズではない!」と何もせず放っておと、傷口が化膿してしきたり、時間が経ってもなかなか治らない等と言う事もありえますので、最初の手当はとても大切になってきます。
とくにケガをしてしまったら、すぐに傷口を清潔にするように心がけてくださいね。
マキロンSに副作用は?
マキロンSは比較的副作用が少ない外用薬です。
主な副作用に、皮膚の発赤・発疹、痒み、腫れなどがおこる事があります。
マキロンSの消毒殺菌成分に「ベンゼトニウム塩化物」が入っていますが、これは比較的刺激の少ない成分なので、子どもにも使用できると医療機関でもすすめられる事が多いようです。
けれど、皮膚の弱い人や、持病があって他に薬を使用している人、薬剤のアレルギーを持っている人には、場合によっては薬の成分で副作用を起こす可能性がありますので、不安な方はあらかじめ医師や薬剤師に相談してから使用するほうが良いでしょう。
使用していて何か異変を感じたり、皮膚に異常が表れた時は、ただちに使用を中止して医療機関を受診するようにしてくださいね。
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マキロンSを使用の注意点
まずはケガをしてしまったら、傷口についた土や砂などの汚れをきれいに取り除き清潔にすることが一番です。
傷口を綺麗に洗う際、せっけんなどの「界面活性剤」が傷口に残っていると殺菌、消毒の効力が弱くなってしまいますので、よく水洗いしてから使用しましょう。
そのあと、マキロンSを直接またはガーゼなどに浸して傷口を洗うようにします。
消毒した後は、水分を軽くふきとり、傷の状態に応じて傷口を保護するようにするのですが、この時乾いたガーゼや絆創膏は使わないようにしてください。
傷口からジワーとにじみ出てくる体液は、汚い物や膿などではなく、自らの皮膚を修復するための大切な役目をしてくれるものなのです。
これが乾いたガーゼなどで吸い取られてしまうと、かえって治りが遅くなったり、傷口に貼りついてはがす時に再出血したり雑菌が入ったりしてしまいますので注意するようにしてくださいね。
まとめ
「マキロンS」は傷口の炎症を抑えて、殺菌消毒の効果で皮膚を清潔に保ってくれる外用薬です。
日常生活の中では、予期せぬ時に切り傷やすり傷などのケガが起こるものですね。
いざ!という時に慌てないように「マキロンS」を救急箱に用意しておくと良いですよ。
ケガと言えど「これくらい大丈夫」と過信せず、傷口が深いなどのひどい時は、すみやかに医師による適切な処置を受けるようにしましょう
また家庭で応急処置をしても改善されない、治ってくる気配がないと感じたときも、できるだけ早く専門医を受診するようにしましょう。
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