私たちの体は、血液が流れてそこから栄養が運ばれます。血管が詰まったら命に関わるのは、そのためです。
ほんの数分、頭に血液が流れなくなっただけで、手足に障害ができたり、知力、記憶力が欠落して日常生活が大変になることがあります。
血圧が高いと、血管を心配する方は多いですが、不慮の事故で頭を打ったりして起こることもあり、誰でも可能性のあることです。
血液の流れのほかに大事なのがリンパです。
リンパも血管と同様に体全体に張りめぐっているもので、簡単に言えば、体に栄養が運ばれた後、静脈を通してリンパ管に使い終わった汚れた水分などを流す、下水道のような役割をします。つまり、私たちが良く使う「老廃物」が流れるのがリンパ管でその汚れたものを処理するのがリンパ節です。
主にリンパ節は、首の辺りになります。リンパが腫れているっというときに、触るのが首筋です。
しかし、先に話したようにリンパは、体中に張りめぐっています。脇の下にもありますが、脇の下のリンパが痛むことありませんか?
普段いたまないようなところが、不意に痛むと心配です。そんな原因が考えられるのでしょう?
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脇の下のリンパが痛むときに考えられる原因は?
脇の下のリンパも、老廃物を処理したり、細菌に対して敏感に反応するところです。
では、この大事な脇の下のリンパが痛む原因とは?何が考えられるのでしょうか?
まずは、体調の変化です。疲れたり、ストレスが溜まったりすると、老廃物も溜まりやすくなるのか、脇の下のリンパが痛みます。
さらに、リンパが腫れて痛むことがあります。それはリンパの腫れが影響して血流が悪くなり、神経を圧迫して痛みを起こします。血流の流れを改善することで、リンパの流れよくなります。
女性では、生理の周期によって体の変化の影響から脇の下のリンパが腫れて痛むことがあります。このときに、胸の張りも感じやすくなります。生理前に多く、体の変化、女性ホルモンの変化が影響していると考えられます。
脇の下のリンパが痛むとき、そのほかの症状として、しこりや腫れがある場合、リンパ腺炎の可能性があります。リンパ腺に炎症が起こって腫れるものですが、原因ははっきりしません。しかし、しこりのようなごりごりがあるときは、専門でしっかりみてもらうことをおすすめします。
ほかに乳がんの可能性もあります。一般的に脇の下の腫れや痛みはないようですが、まれに痛みを感じることがあります。この場合もはやめに検査をしてもらうことをおすすめします。
乳腺症も考えられます。これは、乳房の疾患です。病名ははっきりとなく、原因もホルモンバランスが崩れることで起こります。乳頭から不自然な分泌物も出たりします。症状は、さまざまでその1つが脇の下のリンパの痛みがあります。
さらに悪性リンパ腫の可能性もあります。これはリンパのがんです。痛みがないことがありますが、まれにしこりが大きくなって痛みを伴うことがあります。脇の下の痛みのほかに、倦怠感や発熱、しこり、かゆみなどの症状が起こります。
脇の下のリンパの痛みは、さまざまなことが原因で起こりますが、主に女性に多い症状です。
脇のコリについて動画で解説
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脇の下のリンパが痛いときの対策は?
対策1・・・ストレスを溜め込まない
ストレスや疲れから、リンパに老廃物が溜まって脇の下のリンパが痛むことは先に話しました。ストレスは本当に厄介ですね。さまざなことで体に影響します。
まずはストレスをゼロにしなくても大丈夫ですが、いろいろ悩みを抱えている状態は避けましょう。その頭の思考が体に影響します。
まずは、悩みやストレスに対しての妄想をストップする練習をしましょう。
ウォーキングやロードバイクでサイクリングもいいですね。なにか手芸やビーズで作品も作ってもいいですし、思いっきり泣ける映画もおすすめです。1日の10分でも頭がスッキリすることで、ストレスは軽減できます。
対策2・・・体を温めてマッサージする
血液の流れがリンパに影響することはお話しました。生理にも関係します。血の巡りを良くすることで代謝もあがりますし、肩こりや頭痛の軽減にもなります。
温かいお風呂にはいって、足先から頭までゆっくり手のひらでなでていきましょう。
マッサージやさんのように指圧したり、たたいたりしなくて大丈夫です。湯船で体全体をなでて血液の流れを良くしましょう。
ただ、肩が痛いとか、首筋が凝っているときは、そこにも大事なリンパが流れているので軽く指圧することもおすすめです。
何日か続けることで血液の流れもリンパの流れもよくなり、痛みが軽減されるでしょう。
対策3・・・病院に行く
先に度々話しましたが、リンパはさまざまな原因が考えられます。特に女性は生理の関係で、判断が難しいです。脇の下のリンパが痛むとき、風邪が原因のときもあります。しかし、大きな病気が隠れていることもあります。
まずは、病院で検査をしてしっかり原因を知ることも大事です。乳がんの可能性があることもあります、しかし、注射で組織をとって調べることができる時代です。
まずは怖がらず、女性なら乳腺外来、もしくは内科をおすすめします。
女性ホルモンが影響しているのか、他の何かなのか、しっかり診てもらいましょう。
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日常的に気をつけることは?
では、日常で何を気をつければいいのでしょうか?
それは、疲れを溜めない、無理をしないことです。頑張り屋さんは、心も体も疲れる方がいます。
本当に頑張り屋さんです。大丈夫だよって声をかけたいくらいです。そんな方がやはり、体に負担をかけがちです。
今日は、ハードだったと思った日は、体力のある食事をして、ゆっくりお風呂で体を温めて、はやめに寝るようにしましょう。
生理前にカリカリしたり、めまいや肩こり、不眠、落ち込みを感じる方は、アロマなどの香りで気持ちを切り替えたり、専用の漢方を服用したりしてうまくこの時期を乗り越えてあげましょう。
まずは、体を休めることです。
まとめ
脇の下のリンパが痛むとき、やはりさまざまな病気を考えて怖くなったり、落ち込んだりします。
しかし、それは妄想の可能性もあります。自分で考えているだけの状態です。まずは、しっかり病院で検査しましょう。
もちろん、無理は禁物です。リンパが腫れたり痛むときは免疫が下がっている可能性もあります。それは体からの信号かもしれません。
何度も言いますが、ゆっくり体を休めてください。リンパも血液も体を維持する大事なものです。
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