カイベールCはどんな薬?
カイベールCは、腸内運動・分泌の乱れで消化器機能に障害が起きて、便秘気味の方や、その便秘がもとで何らかの支障が起きて胃腸の調子が悪くなり、肌荒れ・吹出物・膨満感など腹部周辺の不快感を無くす為の効果があるとされている便秘治療薬です。
カイベールCに含まれる有効成分であるセンノサイド(20mg)と、ビサコジル(5mg)は、腸の粘膜に直接作用するので、腸内ぜん動運動が活発化すると伴に、腸管の運動を支配して調節する、自律神経アウエルバッハ神経叢にも作用するので、交感神経と副交感神経の腸管バランスコントロールを円滑に保ち、更に腸内水分やph値を一定にする作用が、便通を良くしてくれます。
カイベールCは、アラクスが販売している第2類医薬品(ドラッグストア・調剤薬局で購入)に属し、ピンク色で飲みやすい小粒タイプの糖衣錠で、服薬時の便秘やお腹の状態に見合う錠数を、その都度変えられる、腸溶性コーティング剤です。
[ad#ad-1]
カイベールCはどんな症状に効果的?
頑固な便秘持ちの方や、便秘気味が続いてお腹のハリや、ポッコリとした膨満感で腹部に不快な症状や、皮膚に吹出物や肌が荒れて、精神的に憂鬱な日々を過ごされている方に適した便秘薬です。
含有成分は、直接腸に作用しスムーズな排便コントロールを促す成分ビサコジルと、自律神経を活発にし、腸管に与える交感神経と副交感神経のバランスコントロール機能を促し、排便緩作成分であるセンノサイドの2つの主成分が便秘の症状を改善します。
【効果】便秘や便秘で生じる腹部の膨満感や腸内異常発酵等の諸症状緩和
カイベールCを飲むタイミングは?
カイベールCを飲むタイミングは、添付されている服薬用法用量によると、症状等の個人差はありますが、服薬後6〜12時間後に作用があらわれると明記されています。
それを踏まえるとすれば、人間は日の出の朝の起床時間帯に、排便反射が一番あるとされていますので、それに合わせるとすれば夕食後や、就寝前に服用するのが便秘薬の効き方が良いかと思われますが、今般の社会情勢をみると、個々人千差万別の生活習慣があるので、ご自分なりの飲む時間や量をコントロールされる事が、効果的な結果を得られる事と思います。
カイベールCの副作用にはどんなものがあるか?
カイベールCを服薬する時は、定められた用法・用量を遵守している限り、便秘薬としての安全性は高いと言えますが、第2類医薬品指定の薬ですから、稀に副作用が生じる場合があります。
カイベールCを服用した場合に、皮膚系部分として発疹・発赤、かゆみが生じる可能性と、消化器系として、はげしい腹痛や吐き気・嘔吐があると明記されていますので、アレルギー症状を起こした事のある方や、既に腹痛や胃腸に異常がある方は、ご注意頂きたいと思います。
またカルベールCを服用後、体調に異変を感じた際には、服用は止めて頂き、医療機関や購入された店舗の薬剤師に身体の変調を伝えてご相談して下さい。
[ad#ad-2]
カイベールCを飲む際に気をつけることは
カイベールCは、既往症が無い方には急に副作用が起きる薬ではありませんが、医薬品である事から次の項目に該当される方は、服薬時にご注意頂きたいと思います。
①既往症で医師から治療を受けられている方
②本剤の長期間の服用をされ、効果が得られない方
③授乳中や、妊婦や妊娠をしている方
④アレルギー症状がある方(過去にもあった方)
⑤吐き気や嘔吐、腹痛の症状が既に出ている方
などの諸症状がある方は、初めに医師や薬剤師と十分なご相談をされて、服薬を開始した方が良い場合がありますので、その都度状況に応じてお決めになって下さい。
また、カルベールCは、15歳未満の方の服用はしない事と明記されており、15歳以上の方は便通の具合や状態に応じて、1回の服薬量を変える用法として、次のように明記されています。→「2~3日便通が無い場合は1回量1~2錠、4日以上便通が無い場合は1回量2~3錠を、1日1回就寝前や空腹時に服薬して下さい」。
カルベールCを服薬する時は、腸溶剤錠なので口に入れて噛まずに、多めの水・ぬるま湯で服用して頂き、制酸剤・牛乳・ジュース類や他の飲食材と一緒に飲む事や、服薬する前後のアルコール類の飲酒はしないように定められた用法用量の服薬をなさって下さい。
なお、高齢者が服用する際は、錠剤が咽や食道気管等に詰まらない様、気を付けて頂き、特に初回の服薬時は最少量で試され、通便や体調の具合をみながら増量・減量をおこなって下さい。
カルベールCの保管場所は、品質管理上、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所へ保管し、小児の手の届かない場所への保管をお願い致します。
また、誤用の原因を防ぐためにも、他の容器に移し替える事は控えるように保管なさってください。
まとめ
カイベールCは、副作用が少ないお腹の不快感や痛みを取ってくれる腸に直接作用する便秘薬です。
服薬に関する用法・容量は明記されていますが、便秘薬全般において服薬開始時は、その効果が得られない事が多く、自分に合った服薬法を見つける迄には大変そうです。
その際には、購入先の薬剤師や、医療機関にご相談頂き、食事内容など生活習慣の見直しを考慮に入れ、服用されると効果がより増すかと思います。
関連記事
→お腹が張って痛いのはガスが原因?効果的な治し方は?
→クレンジルの効果・効能と副作用についての解説
[ad#ad-2]