おそらくどこの家庭の常備薬としても置いてあるであろう薬のひとつが、正露丸ではないでしょうか。
あの独特なニオイが強烈で、できればあまりお世話になりたくない薬ではありますが…
いざというときにとても良い効果を発揮するのが正露丸の特徴でもあります。
そこで今回はそんな正露丸の効果や副作用について、説明していきたいと思います。
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正露丸はどんな薬?
正露丸はなんと100年以上も親しまれている、歴史ある薬なんです!
生薬が主成分で、5種類それぞれの効果が胃腸に良い効果をもたらします。
湿り気のあるまん丸の薬で、最大の特徴があの生薬由来の強烈なニオイですよね。
あのニオイを嗅ぐと、一発で正露丸だとわかります(笑)
下手をすると、救急箱の中が正露丸臭くなることもしばしばあります。
5歳以上から飲むことができる薬なので、家族みんなの常備薬として長い間愛されているんですね。
ちなみに一番有名なのは「ラッパのマークの正露丸」ですが、実はそれ以外の正露丸もいくつか存在します。
このことで昔著作権の侵害だ!と問題になっていたこともありましたが…。
とりあえず他の製薬会社も正露丸を名乗って問題ないということで落ち着きました。
正露丸はどんな症状に効果的?
正露丸は、辛い症状である下痢を止めてくれる効果があります。
ストレスによる腹痛を伴う下痢や、食あたりや消化不良によって起こる下痢…。
様々な原因で起こる下痢に効果があるので、ちょっとおなかの調子が悪いときに役立ちます。
軟便から水様便まで幅広く効果があり、吐き気などを抑える働きもあります。
だいたいお腹を下しているときは、同時に吐き気を催すことが多いですからね。
そんなときに正露丸を1日3回しっかり飲めば、だんだん症状が快方に向かってきます。
またあまり活用する人はいないかもしれませんが、実は正露丸はむし歯の痛みを鎮める効果もあるんです!
詰め物が取れてしまったときやむし歯で穴が空いてしまったところに、正露丸を適当な大きさにちぎって詰めると、痛みが治まってきます。
何だか口の中がすごいことになりそうですが、これはすごい使い方ですよね!
正露丸の副作用にはどんなものがある?
一般的な正露丸の副作用としては、他の薬と同じように皮膚にブツブツができたり胃腸の調子が悪くなったり、めまいや頭痛を起こすことがあります。
正露丸は生薬由来なので、そこまで副作用に関して心配する必要はありません。
しかし、稀に肝機能が弱る重い副作用が現れることがあります。
症状としては、全身がだるくなったり肝機能障害特有の黄疸(皮膚が黄色くなる)が出ることが多いです。
このような症状が出てしまったら、早急に病院で治療を受けましょう。
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正露丸を飲む際に気をつけることは?
正露丸は下痢を止める効果が高いので、かなり日常の中でも重宝する薬なのです。
しかしノロウイルスなどの感染性胃腸炎が原因の場合は、正露丸を飲むことによって症状が長引いてしまうことがあります。
ウイルスが下痢とともに体外に排出されるのですが、正露丸で下痢を止めてしまうとウイルスがその分長く体内にとどまることになってしまうのです。
明らかに原因がわかっている下痢に使用するのは良いのですが、感染性胃腸炎が流行っている時期などは様子を見てから服用する方が良さそうですね。
また1日3回飲むことで腸の活動を正常に戻していく効果があるので、下痢がおさまるまで3〜4日間はきちんと飲み続けていきましょう。
しかし5〜6日間使用しても一向に症状がおさまらないときには、何か病気が隠れている可能性があります。
正露丸を飲んでいたことを医師に伝えて、早めに病院に行きましょう。
まとめ
みんなが知っている常備薬の常連、正露丸について効果や副作用を説明してきましたが、いかがでしたか?
正露丸は様々な原因で起こる下痢を抑えながら、腸の働きを元に戻してくれる効果がある薬だということがわかりましたね。
また生薬由来なので身体に優しく、副作用も少ないので5歳以上から飲めます。
ウイルスが原因の場合は正露丸の服用は一時ストップして、まず病院に行きましょう。
正しく使って、より良い効果を引き出していきたいですね。
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