年齢を重ねると、傷跡が残りやすくなったなぁと感じることはありませんか?
子供の頃はすぐに綺麗になってくれたのに、1年2年と時間が経っても消えてくれない…。
目立つ場所にある傷跡はとくに気になってしまいますよね。
そんな時にはCMでもお馴染みのアットノンがおすすめです!!
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どんな薬?
アットノンは小林製薬が販売している傷跡改善薬で、薬局やドラッグストアで購入することが出来きます。
種類も用途に合わせて、透明ジェル、コンシーラ、クリーム、ローションの4つのタイプが販売されています。
主な成分はヘパリン類似物質と呼ばれるものです。
あまり聞き慣れない名前ですが、皮膚科では「ヒルロイド」と言う名前で使われています。
こちらの方が聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか?
ヘパリン類似物質は乾燥肌対策成分として、約50年以上前から国内で使用されているもので、安心して使用することが出来ます。
主にどんな症状に効果的?
主に、
・できてから1~2年以内の傷跡
・赤み、赤茶色、赤黒い色など、色味の残っている傷跡
・盛上り、ツッパリ感のある傷跡
に効果があります。
傷跡の修復には皮膚の新陳代謝が大きく関係していて、ヘパリン類似物質はこの皮膚の新陳代謝に関わる
・血行促進作用
・抗炎症作用
・水分保持作用
をもっていることから、傷の修復に効果的なんです!
では、具体的にどんな傷跡に効果があるのか見ていきましょう!!
やけどに効果はある?
調理中だけでなく、最近ではヘアアイロンのコテでやけどをしてしまうという女性も多いですよね。
やけどは完全に治ったと思っても、気がついたら跡が残ってしまって消えない!なんてことも多いですよね。
アットノンはそんなやけどの跡に効果があります!
ただし注意してもらいたいのは、あくまで「やけど跡」に効果があるというだけで、やけど自体にアットノンを塗るのはNGです。
軽度のやけどの場合はオロナインH軟膏や間宮アロエ軟膏など、やけど治療用の薬を使用してください。
アットノンが使用できるのは完全にやけどが治ってからになります。
おすすめ記事
→ドルマイシン軟膏のやけどへの効果と注意点についての解説
→トフメルAのやけどやにきびの効果と副作用についての解説
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顔の傷に効果がある?
顔の傷が残ったままだと、いくら化粧で誤魔化しても憂鬱になってしまいますよね。
そんな時、アットノンが使用できればいいのですが…。
アットノンは顔への使用は公式では残念ながら認められていません。
その理由として、小林製薬が顔への塗布の検証をしていないからだそうです。
注意書きにも『目や目の周り、粘膜(口腔、鼻腔)への使用を禁止しています。
それでも、どうしても顔の傷跡を消したい!と言う人は自己責任というかたちで使用することになります。
しかし、万が一トラブルになった場合、取り返しのつかないことになりかねないので、自己責任での顔への使用はお勧めできません。
用法を守って使用するようにしましょう。
ニキビには使える?
ニキビは跡が残りやすいものの代表ですよね。
つい気になって潰してしまうと跡が残って消えない…なんてことも多いと思います。
アットノンはニキビ跡にも効果があります。
ただし、すべてのニキビ跡に効果があると言うわけではないようです。
ニキビ跡を解消するのに大事なのが肌のターンオーバーを正常に戻すことが挙げられます。
有効成分であるヘパリン類似物質が肌に浸透して、ターンオーバーの正常化を促してくれるのですが、凹凸クレータータイプの肌では皮膚の表面が角質に覆われているため、肌内部に有効成分が浸透せず、アットノンの効果を発揮することが出来ません。
アットノンは、
・色素沈着したシミタイプ
・赤みのニキビ跡
以上2つのタイプのニキビ跡に効果を発揮してくれます。
ニキビが1番できやすい顔への使用が出来ないので、背中や腕、胸などに出来たニキビ跡に使用するようにしましょう。
おすすめ記事
→間宮アロエ軟膏のニキビへの使用効果と注意点についての解説
アットノンの効果的な使い方は、毎日継続して使用することです。
肌が生まれ変わるのはだいたい28日周期だと言われていて、この間にアットノンが徐々に作用して傷跡を綺麗に消してくれます。
使用していて、特に気になる症状が出ていない場合には1本使い切るつもりで使用すると効果が実感できると思います。
1日数回、気づいたときに塗るようにしましょう。
アットノンを使う際の注意点は?
あくまで『傷跡改善薬』なので、絶対に治りきっていない傷に使用してはいけません。
アットノンには血液を固まりにくくする作用があるので、完全に治りきっていない傷に使うと出血する恐れがあります。
また、出血性疾患の人も使用することができません。
塗ることが出来る傷跡の目安としては、かさぶたが取れた後、赤く盛り上がり光沢があるような状態になったら使用することが出来ます。
まとめ
薄着の季節に、露出している部分にいつまでも消えない傷跡が残っているのは憂鬱なものです。
そんな憂鬱から解放してくれるのが傷跡改善薬のアットノン。
あまりにも古い傷跡にはあまり効果は見られないようですが、2年以内の傷跡であればゆっくりではありますが効果があるので、消えない傷跡で悩んでいる人はぜひ使用してみてください!
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